
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、「カドコミ」で掲載中の『一途ビッチちゃん』(KADOKAWA刊)のエピソードの1つ『旦那さんが女の子になっちゃった話』を紹介する。作者の色のんさんが、8月30日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.4万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、色のんさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■新婚生活を謳歌中の2人が遭遇したハプニング

新婚生活を謳歌していた歩と悠生。幸せな日々を送るある日、朝起きると旦那である悠生が女の子になっていた。しかし歩は「超かわいいです!!」と言い、自分の服を準備するという順応のはやさを見せる。
その一方で悠生は、一生このままだったらどうしようと不安な様子。そんな悠生を見た歩は安心させる言葉をかけ、「私がなんとかしますから」と伝える。その夜、悠生が寝たあと歩は空に向かって「神様だろうが誰だろうが絶対に許さない」と言い放ち…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「バトル漫画調のセリフ」「イケメンすぎる」「神様へ対しての新章始まる?」「神より強い」など、多くのコメントが寄せられている。
[HEAD]作者・色のんさん「髪や顔は印象を大きく左右する部分なので、時間をかけて描いています」[/HEAD]

――『旦那さんが女の子になっちゃった話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
元々はエイプリルフールに合わせて描こうと思ったのがきっかけです。女体化や猫耳化といった「IFストーリー」は、普段本編では見られないキャラクターの一面を描けるのが楽しいのですが、やりすぎると本編がブレちゃうので、その辺はほどほどに…と思っています。
――本作では、あゆみが神様に対し宣告をするシーンが普段と違って非常に印象的でした。あゆみと悠生の性格についてお教えください。
歩(あゆみ)はとにかく悠生が大好きで、とても愛情深い子です。悠生のためならどんなことでも行動に移してしまうくらい、まっすぐな子だと思います。悠生も同じように歩を1番に考えているので、もし立場が逆だったら全力で歩を支えるはずです。ただ、神様に宣告するようなことは悠生はしなそうですね……。
――色のんさんは、「女の子がかわいい漫画を描きたい。」とのことですが、女の子を描く際に特に時間をかけているパーツがありましたらお教えください。
かわいい女の子って本当に難しくて、顔やバランスはもちろん、指先ひとつで印象が変わる気がしています。なので全体を同じくらい大事に描いているのですが、その中でも特に髪や顔は印象を大きく左右する部分なので、時間をかけて描いています。
――『一途ビッチちゃん』は先日6周年を迎え、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか。
フォロワーさんから「6年って小学生が卒業するくらい」と言っていただき、本当に長い年月だなと実感しました。環境が変わる中でも読んでくださる方や、新しく知ってくださる方がいることに、とても感謝しています。
――今後挑戦してみたいジャンルやテーマがありましたらお教えください。
ジャンル問わず、もっといろんな女の子を描いてみたい気持ちがあります。例えば年上のヒロインや人外のヒロインなどもかわいいなと思っています。長い目で見て、いろんなキャラクターを描いていけたら嬉しいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも読んでくださり、本当にありがとうございます!ずっと応援してくださっている方も、途中から知ってくださった方も、皆さんに楽しんでいただけるように描いていきますので、これからも見守っていただけたら嬉しいです。

