ユウナさんは、夫・イオリさんと2歳の娘・ツムギちゃんの3人家族。ユウナさん夫婦は、産後の夫婦生活について悩んでいます。夫婦の愛情に身体的な触れ合いを求めるイオリさんと、性的な行為に不快感を覚えているユウナさん。価値観の違いにより、2人の心の溝は広がるばかりです。
そんな中イオリさんは、高校時代の同級生であり、イオリさんに想いを寄せているミヤさんと金銭授受を伴う身体的な関係を持ってしまい、ミヤさんの家で過ごす時間が増えるようになります。
あるとき、ユウナさんは自宅の脱衣所で隠しカメラを発見し、イオリさんの盗撮や不倫の事実を知ってしまいます。さらに、泥酔して眠るユウナさんにイオリさんが無理やり性的な行為に及んだために、妊娠していることが発覚。イオリさんに強い恐怖と嫌悪感を抱くのでした。
一方、イオリさんは昨年父から会社を引き継いだ兄のアキトさんから、いよいよ倒産が目前に迫っていることを知らされます。
ある日、支払いが滞っているために電気が止まっており、さらにクレジットカードも利用できなくなっていることに気がついたユウナさん。問い詰められたイオリさんは、会社の経営不振で給料が減っていることを明かすのでした。
2人の時間が減って打ち明けるタイミングがわからなかったと言うイオリさんを、ユウナさんは「私のせいにしないでよ!」と突き放します。
歪んだ愛にとらわれて…

























浮気をしていることを否定し続けるイオリさん。
ユウナさんは証拠として隠しカメラをイオリさんにつきつけ、「気持ち悪い」と吐き捨てます。
それでもなおイオリさんは「ユウナのことだけを愛している」と浮気を認めようとしません。
さらに、イオリさんが酒に酔ったユウナさんに、同意なく性的な行為に及んだことを問い詰めるユウナさん。
しかし、イオリさんは「夫婦じゃん」と悪びれる様子はありません。
ユウナさんはそんなイオリさんを「本当に無理」と拒絶するのでした。
イオリさんは「ユウナさんと夫婦であること」「ユウナさんへ愛情があること」を強調し、浮気や盗撮を正当化しようとしているようですね。
しかし、それは自分の思いを押し付けているだけで、ユウナさんが事実をどう受け止めているのかは考えていないように思えます。
相手を尊重し、自分本位にならないよう思いやりを持つことは、夫婦であってもなくても大切なこと。「自分はどう思っているか」だけでなく、「相手はどう感じているか」を立ち止まって確かめる姿勢を、私たち自身も忘れずにいたいですね。
次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ
