
Webデザイナーとして働く傍ら、自身の職歴をもとにした仕事漫画を執筆するぷく子さん(@pukukoOL)。新入社員時代の理不尽な体験を描いたエピソードが、働く人々の共感と驚きを呼んでいる。今回は、誰もが当然の権利として持っているはずの「有給休暇」を巡る、信じがたい実録エピソードを紹介する。
■有給申請を阻む謎の独自ルール



ぷく子さんが初めて就職した会社でのことだ。有給休暇を取得するため、事前に上司へ相談したうえで申請書を提出した。しかし、書類を見た上司は開口一番に「なにこれ」と絶句し、そのまま申請書を突き返してきたのである。
不備やミスを疑い動揺する彼女に、上司が告げた理由は「理由が『私用のため』はダメだから」という驚くべきものだった。一般的によく使われる言葉だが、その会社には耳を疑うような独自ルールが存在しており、納得がいかないながらも書き直しを余儀なくされたという。
■記憶を呼び起こして描く実話
本作に登場する意地悪な先輩やパワハラ上司とのやり取りは、すべて実話だ。ぷく子さんは「当時は新入社員で毎日の仕事をこなすことにいっぱいいっぱいだった」と当時を振り返る。
ネタを書き留める余裕すらなかったが、思い出しながら描き進めるうちに、当時の記憶が鮮明によみがえってきたという。今よりもハラスメントや不可解なルールが多かった時代の、嘘のような本当のエピソードが漫画として形になった。
■労働者の権利と強烈なキャラ
本来、有給休暇の理由は「私用」で全く問題ない。会社側が時期を変更できる「時季変更権」を行使するために理由を確認すること自体は違法ではないが、基本的には労働者が自由に取得できる権利だからだ。
ぷく子さんの作品には、このほかにも実在の迷惑OLを描いた「マッサン」シリーズなど、おもしろいエピソードが揃っている。ありえない言動を繰り返す強烈なキャラクターたちの逸話は、もはやギャグ漫画のような勢いがあり、非常におすすめだ。
画像提供:ぷく子(@pukukoOL)
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