環境づくりのコツ
多頭飼い生活を成功させるには、猫の特性である「単独生活」と「共生」を両立できる環境にすることです。
たとえば、トイレや食事場所、水飲み場は猫の頭数よりも多めに用意し、相性によっては別々の場所に分散させることで競合を防ぎます。特に猫は水を飲まない傾向にあるので、家の中のアチコチに水飲み場があるのは、多頭飼いだけでなく猫の健康にも役立ちます。
また、高い場所に立つことで安心や自信を感じる猫には、上ってもよい高い場所(キャットタワーや棚の上、出窓など)と隠れて休めるスペースを用意することも大切です。
同居をはじめると、誰かのお気に入りの場所を取り合うこともあるため、すべての猫がそれぞれお気に入りを複数持てるように場所を作ってあげましょう。空間が交差する地点には、爪とぎを置いておくのも有効です。
まとめ
多頭飼いは、猫にとっても飼い主にとっても暮らしが豊かになる一方で、事前の準備や毎日の観察も欠かせません。
新しい猫をお迎えする前に抱いていた「理想の多頭飼い像」に合わせるよりも、先住猫と新しくお迎えした猫の、それぞれの性格やペースを尊重していくことを心がけましょう。
猫同士の相性は、年齢や性別である程度の傾向はあるものの、最終的には個体差によるところが大きいものです。小さいころからいろいろな猫と接してきた猫と、離乳前に人に保護され、ほかの猫を知らない猫では、関係の築き方が違うためです。
しっかりと環境づくりをしていれば、ある程度の距離感で付き合えるものですが、どうしてもケンカしてしまう場合は隔離して生活させることも想定しておくことが大切です。

