
大東駿介が主演を務める、9月30日スタートのドラマ10「シバのおきて~われら犬バカ編集部~」(毎週火曜 夜10:00-10:45、NHK総合)。この度、初回放送を前に主人公・相楽俊一を演じる大東駿介からコメントが到着した。
■柴犬専門誌の編集部で巻き起こるヒューマン&ケンナイン(犬)ストーリー
本作は、片野ゆか氏のノンフィクションを原作に主演・大東駿介でドラマ化。エゴの追求だけを追い求め、気付けば寄り添う者はおらず、そばにいたのは柴犬だけだったという雑誌編集職・相楽俊一(大東)が起死回生の一手として柴犬専門誌「シバONE」を立ち上げることに。そしてそこに配属される犬が苦手な編集者・石森玲花役を飯豊まりえが演じ、編集部での人間関係や、犬によって生まれた企画で人々の心が少しずつほぐれていく姿を描く。脚本は徳尾浩司が担当。
ほか、共演には片桐はいり、こがけん、篠原悠伸、やす、黒田大輔、水川かたまり、瀧内公美、勝村政信、松坂慶子という個性豊かなキャストがそろう。
■大東駿介のコメント
――大東駿介さんが演じる相楽という男とは?
ドラマの中の相楽を見ていると、自分が何者か、何かを証明しなければという焦りの中で、がむしゃらに突き進んでいた20代の頃の自分とかぶります。普通気付くだろうという事に全く気付かず、仕事に対する熱量が高くて大ヒット雑誌を生み出す力はあるが、人はついてこない、自分にできることは人にもできるだろうと信じている男。今でいうパワハラ上司と言われるような人で、部下から嫌われて挙句の果てにボイコットされ編集長から降格させられます。
犬にはデレデレ、奥さんには頭が上がらない。人に対してあまりコミュニケーションが上手じゃない人です。そんな男が、自分の愛犬を見て新しい雑誌を創刊するのですが、いくつになっても、人間性が変わらないといわれる典型的な男です。
――撮影現場はどのような雰囲気でしたか?
「ワンちゃんファースト」で撮影すると言っていた現場ではありましたが、現場で柴犬(しばいぬ)・福助役の「のこ」に、人間と同じように芝居をつける場面があったんです。「のこ」は『何言ってるんだろうな』という顔で見ていたので、さすがにそれは難しいのではと俳優陣は感じていたけれど、「のこ」はちゃんとやってのけたのです。ドラマを見ていただくと、犬も人間も同等に扱う“犬バカ”製作陣による、犬と人がおりなすフェアな現場の魅力が満載です。
――「のこ」ちゃんとの芝居はいかがでしたか?
犬が委縮しないように「本番よーい」の掛け声をやめて、自然に始まる空気が心地よかったです。犬の持つ空気感にあわせて、独特のある意味とてもゆるい現場になりました。犬が自由に動くことで、予定していた芝居のリズムが壊れ、僕らもその場で起こることをキャッチして芝居する。芝居ってこういうことだなって改めて感じました。
――ドラマを見る視聴者へのメッセージをお願いします。
子どもから大人まで楽しんでいただける温かいドラマだと思います。犬と暮らすという事の喜び、幸せも教えてくれる作品です。動物と生きる、大切なひとつの命と一緒に暮らすことの心構えを教えてくれる作品でもあります。ぜひご覧ください。「のこ」の芝居にも注目してください。ワン!

