夫のゲーム依存が止まらず、それどころか女の影も…。そんな状況に耐えられなくなった ゆうかは、ついに、夫に離婚を切り出したのでした。
夫に離婚を切り出すも…
数週間がたち、私の精神状態は限界に達していました。意を決し、深夜に帰宅した ともあきを、リビングで待ち構えました。
「もうムリ。離婚するか、ゲームを完全に断つか…どちらにするか、あなたが決めて」
突き放すような私の言葉に、ともあきは一瞬、おびえたような表情を見せましたが、すぐに冷ややかな目に戻りました。
「……離婚はしない。家族は必要だ。分かった、気をつけるよ」
その場ではそう答えましたが、彼の言葉に心はこもっていませんでした。
数日後、彼が仕事に行っているスキに、私は彼のパソコンからゲームにログインし、非表示になっていたチャットの履歴を確認しました。
そこで目にしたのは、謝罪どころか、私への殺意に近い憎しみがつづられた会話でした。
「嫁に"離婚する"って脅された。本当にプライドが傷ついたよ。僕のことをATMとしか思ってないんじゃないかな」
相談相手は、やはりA子でした。
「離婚した方が自由になれる」変わり果てた夫
「ともさん、かわいそう…。離婚しちゃえばいいのに。その方がもっと自由に使えるお金が増えるし、私とももっと一緒にいられるよ?」
「そうだね。A子ちゃんにギフト送るお金も、もっと増やせるし。離婚した方が自由になれる気がするよ」
履歴には、彼がA子に対して、高額な限定アイテムを何度も買い与えていた証拠が残っていました。
私たち家族の食費や、みかの将来のための貯金が、ディスプレイの向こうにいる、見知らぬ女子大生のきげん取りに消えていたのです…。何なら、A子が本当に女子大生かも分からないのに。
私は吐き気を覚え、ふらふらと家を飛び出しました。
気づけば、近所の公園のベンチに座っていました。ここは、みかが歩き始めたころ、ともあきと3人でよく遊びに来た場所です。
「パパ、待って待ってー!」
あの時のみかの笑い声…。おだやかだったころの夫の笑顔。もう、あのしあわせな光景は、二度と戻ってこない。涙が止まらなくなり、私はヒザに顔をうめて声を殺して泣きました。

