親の感性より子の安全!親たちから共感の声
2025年9月28日(日)にX上に投稿されたとある幼児用自転車ヘルメットに、5000万近くいいねが集まるほど注目が集まっていました。
注目を浴びたヘルメットは、ベースは淡いピンク色で、前面部にティアラがあしらわれた“プリンセス”なヘルメット。
《超絶ダサいけど、そのダサさの中に親達の「どうかヘルメットをかぶってくれ…!」の叫びが聞こえてエモい》
《完全にダサいんだけど、親の心の叫びが聞こえてきて尊い》
《見た目はダサくても、あの必死な親心がにじみ出てる》
《エモいって使い方合ってるかわからないけど、愛だよね》
《自分の感性を裏切ってでも、これをかぶってくれた子は全力で褒めちぎりたい》
《デザインでかぶってくれる可能性があるなら何でもいい》
「親が好むデザインではないけど、子どもが身につけてくれるなら……」と妥協してでも子どもにヘルメットを着用してほしいと願う“親心”に共感の声が多数寄せられていました。
道路交通法 第63条の11では、以下のように定められています。
第1項:自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない。
第2項:自転車の運転者は、他人を当該自転車に乗車させるときは、当該他人に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
第3項:児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児が自転車を運転するときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
※出典:警視庁ウェブサイト
警視庁は、「自転車事故で死亡した人の64%が、頭部に致命傷を負っています。また、ヘルメットの着用状況による致死率では、着用している場合と比較して、着用していない場合の致死率は約1.8倍と高くなっています」と警鐘。子ども乗せ自転車に子どもを乗せる場合は、努力義務ですがヘルメットをかぶせるよう、呼びかけています。
《え、かわいいけどww小学生くらいの子が被ってたら微笑ましくて笑顔になっちゃう》
《これ、めっちゃ可愛いって思った私は女児》
など、カワイイの声も。
また、
《ダサいの基準を大人が決めてはいけない。子どもの心がときめくものが正解。大人は安全面や場に適しているかという観点でチェックしてればよい》
など、まずは安全性を確認するべきだという声も。
警視庁は、ヘルメットの安全性を示すマークとしてSGマーク(一般財団法人製品安全協会 日本)、JCF公認マーク・JCF推奨マーク(日本自転車競技連盟 日本)、JISマーク(日本)、CEマーク(EN1078) (欧州標準化委員会 EU加盟国等)、CPSCマーク(1203) (アメリカ合衆国消費者製品安全委員会 アメリカ)、GSマーク (ドイツ)などを挙げており、「安全マークが付いたヘルメットをかぶり、あごひもを確実に締めるなど正しく着用しましょう」と呼びかけています。
現在中学3年生になる筆者の子どもも、小さい頃は、パトカーの靴、パトカーのリュック、パトカーグッズを身につけないとお出かけをしなかったため、今回の“親心”に共感。「子どものためには、自分の感性は後回し!」というコメントに同じく共感した人も多いのではないでしょうか。
(LASISA編集部)

