Travis Japan・七五三掛龍也、黒柳徹子との“60歳差のラブストーリー”が開幕「熱はすごくあります!」<ハロルドとモード>

Travis Japan・七五三掛龍也、黒柳徹子との“60歳差のラブストーリー”が開幕「熱はすごくあります!」<ハロルドとモード>

朗読劇「ハロルドとモード」で共演する七五三掛龍也と黒柳徹子
朗読劇「ハロルドとモード」で共演する七五三掛龍也と黒柳徹子

Travis Japanの七五三掛龍也が9月29日に都内で行われた朗読劇「ハロルドとモード」の取材会に主演を務める黒柳徹子と共に登壇した。

■2020年に始まった黒柳徹子のライフワーク的作品に七五三掛龍也が出演

朗読劇「ハロルドとモード」は、1971年にアメリカで公開された映画「ハロルドとモード」を原作に、2020年から黒柳徹子のライフワークとして舞台化されてきた作品。“生”を全身で肯定する79歳の女性・モードと、“死”に執着する19歳の少年・ハロルドという真逆の2人。孤独と皮肉に満ちた青年が、破天荒で自由奔放な女性と出会い、やがて心の奥に眠る希望を見つけていく。「命はやがて終わる。だからこそ、生きることはこんなにも愛おしい」というメッセージを、ユーモアと詩情を交えて繊細に描き出すヒューマンドラマ。

これまで生田斗真、藤井流星、佐藤勝利、向井康二、松島聡らが演じてきたハロルド役を、七五三掛が担当。他に、森迫永依、前野朋哉、松尾貴史、和久井映見といった実力派俳優が出演する。

9月30日の初日を前に、9月29日に東京・EX THEATRE ROPPONGIでゲネプロがマスコミに公開され、ゲネプロ後に七五三掛が黒柳と共に囲み取材に応じた。

ゲネプロを終えた感想を聞かれた黒柳が「終わった後、七五三掛さんが涙をこぼしていたのがとっても印象的でした。すごく心を込めてやってらっしゃるんだな、一生懸命やってらっしゃるんだなと思ってとても感動しました」と答えると、七五三掛は「徹子さんにそう言っていただけて本当にうれしく思います」と笑顔を見せた。
七五三掛龍也
七五三掛龍也


■黒柳徹子、七五三掛の年齢にビックリ「うわぁ! 10代だと思ってた」

七五三掛は「僕が演じるハロルドという少年は、最初と最後では心情も変わってきます。物語を通して成長過程が見られる役どころでもあるので、1時間40分を通して、細かい心情や成長を見せていけたらいいなと思っています」と、演じる上で気をつけていることを明かしつつ、「僕は、熱はすごくあります! お芝居が大好きなので本気でやってますし、ハロルドという役を演じながら、楽しみながら今を生きてるっていう感じですね」と演技・芝居への熱い思いを力強く伝えた。

黒柳が「私は80歳になる役で、七五三掛さんが19歳の役で、その2人の恋愛という不思議な関係なんですけど、七五三掛さんは本当にピュアで純粋な方で、19歳の役をとても一生懸命に演じられてます」と七五三掛を改めて称賛すると、MCから「七五三掛さんの年齢をご存知ですか?」と聞かれ、「本当の年?知らないです」と返答。そして「いくつ?」と七五三掛に尋ねると「30(歳)です」と返ってきて、「うわぁ!10代だと思ってた。30とは思えない」とビックリ。

黒柳の印象を聞かれた七五三掛は「先ほど、ピュアで純粋と言ってくださったんですけど、徹子さんのほうが純粋だなってすごく感じました」と答え、「昨日まで仕事でタイに行っていて、タイのお菓子をプレゼントとして買ってきて徹子さんにお渡ししたんです。そうしたらすっごく喜んでくださって、今まで人類で見てきた人の中で一番かわいらしい喜び方をされていたので心がキレイでピュアな方なんだなと感じましたね」と楽屋でのエピソードを明かした。
七五三掛龍也と黒柳徹子
七五三掛龍也と黒柳徹子

朗読劇「ハロルドとモード」ゲネプロより
朗読劇「ハロルドとモード」ゲネプロより

■七五三掛龍也「自分らしいハロルドをすごく意識して稽古に挑んでいました」

「先輩たちが演じてきたハロルドを演じることへのプレッシャーは?」と聞かれると、七五三掛は「プレッシャーは今も感じています。生田斗真くんから始まって、皆さんの映像を見せていただいたんですけど、それぞれ違うふうに見えて、その人らしいハロルドを演じていらっしゃるなって思いました。なので今回、やらせていただくからには自分らしいハロルドをすごく意識して稽古に挑んでいました」と答えた。

演じてきた先輩からアドバイスをもらったのかを尋ねられると、「映像は見せていただきましたし、(松島)聡ちゃんと連絡を取ったりしてるんですけど、敢えて舞台のことは聞かずに、というか、話さなかったです。アドバイスをもらわずに、自分で感じた通りに素直に演じていけたらと思ってやってきました」と自身の考えを伝えた。

ハロルド役の七五三掛龍也とモード役の黒柳徹子
ハロルド役の七五三掛龍也とモード役の黒柳徹子

■七五三掛龍也「純粋な愛が一番美しいものなんだろうなって思いました」

「ハロルドとモード」が長く愛されている理由について、黒柳は「80歳ぐらいのおばあさんと19歳の少年との恋愛という不思議な関係の物語ですけど、純粋さとか本当の愛とかが垣間見られて、見てくださる方もそこがいいなと思ってくださってるんじゃないかなって思います」と答え、七五三掛は「この物語を通して、徹子さんがおっしゃった通り、いろんなものを取っ払ったら、純粋な愛が一番美しいものなんだろうなって思いました。僕も、そういうところが見てくださる皆さんに伝わっているんじゃないかなと思いますので、明日(9月30日)から本番ですけど、そこを意識してやっていけたらと思っています」と語った。

黒柳は「毎日同じことができる劇場での舞台というのは大好きなんです。『少しでも昨日よりも今日の方がうまくせりふを言えるかな?』なんて思ってやっています」と舞台の楽しさを伝え、「七五三掛さんのすごいところは、演出の方から『ここの部分はこういう気持ちをもうちょっとこんなふうに伝えるようにしてください』と言われると、言われたことを全て足して、さらに自分なりの考えを加えて何倍にもしてせりふを言えるところです。すごい才能だと思うんですよ。毎回私は『演出家の方がおっしゃってたことをこんなにちゃんとできる人がいるんだ』って思ってビックリしてました」と、稽古を通して感じた七五三掛の良さを語った。

それを聞いた七五三掛は「本当ですか?ありがとうございます!世界一うれしい褒め言葉です!朗読劇は初めてなので稽古中もそうですし、今も必死で食らいついています」と、感謝の気持ちを伝えた。

朗読劇「ハロルドとモード」ゲネプロより
朗読劇「ハロルドとモード」ゲネプロより

■劇中でギターを演奏する七五三掛はタイ滞在中もホテルで練習を

劇中ではギターの演奏も披露している七五三掛。「斗真くんの時から使われていたギターをお借りして、7月の頭くらいから離さず毎日指を慣らしたりとかをずっとしてきて、それこそ昨日までタイに行ってたんですけど、タイにギターを持っていって、お仕事が終わってホテルに戻ったらギターに触ってという感じで過ごしてました」というくらいギター演奏の技術をしっかりと習得したことも明かした。

フォトセッションには、森迫永依、前野朋哉、松尾貴史、和久井映見も登壇し参加した。

舞台「ハロルドとモード」は9月30日(火)から10月10日(金)まで東京・EX THEATER ROPPONGIにて上演。10月16日(木)から19日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールでの上演が予定されている。

◆取材・文=田中隆信
(写真左より)前野朋哉、和久井映見、七五三掛龍也、黒柳徹子、森迫永依、松尾貴史
(写真左より)前野朋哉、和久井映見、七五三掛龍也、黒柳徹子、森迫永依、松尾貴史

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