子どもの「ママだいすき」は、いつでも聞ける言葉じゃないのに、、、娘を泣かせてしまった理由に、反省

子どもの「ママだいすき」は、いつでも聞ける言葉じゃないのに、、、娘を泣かせてしまった理由に、反省

筆者の話です。疲れから、娘の「だいすきだよ」に返事をできずに寝落ちしてしまった夜。しばらくして娘の涙に気づき、胸が締めつけられるような思いをしました。子どもの今の気持ちは、二度と同じ形では戻らない――その瞬間をどう受け止めるかが、親にとって大切なのだと気づかされた出来事です。

「だいすきだよ」に返せなかった夜

寝かしつけの時間。
布団に入った娘が、私の顔をのぞきこみ、少し照れくさそうに「だいすきだよ」と言いました。

胸の奥がじんわり温かくなる――はずだったのに、その日は疲れがピーク。
「うん……」と返そうとした瞬間、まぶたの重さに負け、そのまま眠ってしまったのです。

涙で知った、届かなかった想い

どれくらい眠っていたのでしょう。
ふと、鼻をすする小さな音で目が覚めました。横を見ると、娘が涙を浮かべています。
「どうして……『だいすきだよ』って言ったのに、何も言ってくれないの?」

その言葉に、胸がぎゅっと締めつけられました。
私は、娘が心から伝えてくれた気持ちを、受け止め損ねてしまったのです。

すぐに抱きしめ、「ごめんね。ママもだいすきだよ。すっごく、すっごくだいすき」と伝えました。
しばらくして娘は泣きやみ、ほっとした表情で目を閉じました。
その寝顔を見ながら、私は心の中で強く思いました――もう二度と、この瞬間を逃したくない、と。

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