3.排便・排尿の変化
腹痛を疑ったら、猫の排泄事情にも注目してみましょう。というのも、排尿や排便のトラブルが原因で、腹痛を感じているケースがあるからです。こんなときには、オシッコが出にくくなったり、ウンチが出にくくなったりします。
猫は、排泄が上手くいかないとき、トイレに足を運ぶ回数が増えます。一見するとしっかり排泄できているように思えますが、実は何も出ていないこともしばしば。思ったように排泄できないため、結果として何度もトイレに入ってしまうのです。
また、トイレに間に合わずに粗相をしてしまうこともあります。今まで問題なかったのに、急に粗相するようになったときは要注意。腹痛を伴う、なんらかの疾患が隠されているかもしれません。
腹痛を伴う病気と対処法
消化器系疾患
猫の腹痛を伴う疾患として考えられるのが、胃腸炎や便秘などの消化器系疾患です。給餌量が多すぎたり、異物を食べたりすることで、消化不良を起こしているケースもあります。消化器がスムーズに働かないことで、お腹が痛くなってしまうのです。
このような場合は、排泄物や吐しゃ物を持って動物病院に連れて行きましょう。諸々の検査で消化器疾患が確定されれば、投薬や食事管理で治療を進めることになります。異物を食べてしまった場合は、内視鏡や外科手術を勧められることもあるでしょう。
泌尿器系疾患
膀胱炎や尿道閉塞など、泌尿器系疾患の可能性もあります。泌尿器系疾患は、猫の病気の中で最も一般的なものです。トイレに何度も行くのに出ていない、排尿時に痛がるなどの症状があれば、泌尿器系疾患の可能性が高いでしょう。
泌尿器系疾患は尿検査などで確定されますので、排尿に変化があったときは動物病院で検査をしてみてください。疾患によりますが、投薬や点滴で治療・緩和をしていくことになります。また、尿閉塞の場合は、カテーテルによる処置が必要になることもあります。場合によっては手術も提案される可能性もあります。
炎症や腫瘍
内臓のどこかに炎症や腫瘍があるケースも。腸や膵臓、肝臓など、さまざまな可能性が考えられます。
動物病院で血液検査や超音波検査を受け、どこにどんなトラブルがあるか探っていくことになるでしょう。検査結果が出れば、飼い主さんの意向も踏まえて治療方針を決定していくことになります。

