
「整理収納で大事なのは、掃除がしやすいこと、おっくうにならずにできることです」とは、整理収納のプロ・本多さおりさんの弁。つまり、「片づけ=掃除をラクにするためのもの」なんです。そんな本多さんが工夫している片づけのコツ、その5つのポイントを紹介しましょう!

教えてくれたのは…
▷本多さおりさん
整理収納コンサルタント。家事がしやすい間取りや動線を考えてリノベーションした中古マンションで、夫、2人の小学生の息子と4人で暮らす。YouTubeチャンネル「暮らしがラクになる」(@kurashigarakuninaru)では、片づけのコツや掃除術なども公開中。
きれいをキープする本多さんの5大片づけ術
1.キッチンまわりに出しておくものはひとまとめにして動かしやすくよく使うキッチンツールのみ出しておき、IHコンロの脇にひとまとめに。「サッと拭きやすいように、なるべく面の部分にはものを置かないこと。出しておきたいものはひとまとめにしておくことで動かしやすく、掃除もしやすくなります。電気調理鍋も動かしやすいように、キャスターつきのラックに載せています」(本多さん)


2.ティッシュ類もよく使う場所に分散させておくとサッと拭きやすい
本多さんのダイニングテーブルまわりには、座ったときに家族がそれぞれすぐ取れる場所にティッシュが。「食事中に口や手を拭きたいときはもちろん、ちょっと掃除したいときにもパッと取れる位置に置いています。厚手のウェットティッシュもキッチンの近くに置いてあるほか、ホコリがたまりやすい押し入れにも常備」

3.掃除道具は使う場所ごとにそれぞれ置いておく
キッチンは換気扇の上に除菌アルコールスプレーとマルチクリーナー、浴室はクロスやブラシ、水切りワイパーなどを壁に浮かせて収納。「掃除道具をあちこちに分散させて置いておけば、何かをしているついでや、汚れが気になったときに、わざわざ掃除道具を取りに行く手間を省略できます。このおかげで、掃除へのハードルもグッと下がるんです」


4.散らかってもすぐ戻せるように放り込むだけの収納をつくる
本多さんは、ものが散らかっているなと思ったら、食事の前や寝る前、在宅ワークの前後などのタイミングで、なるべくリセットするようにしているそう。「カウンターの上の書類や、子どものおもちゃ、上着など、散らかりやすい場所に放り込むだけの収納をつくることです。ワンアクションで片づけられれば、リセットがラクに」



散らかりやすい場所は全部、ざっくり放り込むだけ!
5.床掃除しやすいようになるべくものをじか置きしない
床にものがじかに置いてあると、隅にホコリや汚れがたまりやすく、掃除のたびに動かす手間が……。「わが家はなるべく床にものをじか置きしないように、浮かせたりつるしたりする収納にしています。ゴミ箱など床に置くものは、できるだけキャスターつきを選んで、すぐに動かせるように。掃除がしにくい場所をつくらないことで、隅々まできれいをキープできます」


ゴミ箱もキャスターつき!
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掃除がしたくなくなる理由のひとつが、家の中がごちゃついていること。ものがすっきり片づいて、掃除道具がすぐ手に取れる場所にあれば、掃除機をかけるのも、拭き掃除をするのも格段にスムーズになります。ぜひ掃除がしやすくなる片づけ方法を試してみてくださいね!
撮影/林 ひろし
文=高梨奈々

