術後精神病の前兆や初期症状について
術後精神病では、手術を受けた後に強い不安に襲われたり抑うつ状態に陥ったりすることがあります。また、妄想、幻覚、幻聴、幻視、せん妄など精神病のような症状がみられます。
術後せん妄では、手術を受けた後数日ほどして急に妄想や幻覚、錯乱などが続き、しばらくすると自然に平常心に戻ります。しかし、発症中は夜間に大声を出して暴れたり、点滴などのチューブ類を抜いてしまったりすることもあります。
術後精神病の検査・診断
術後精神病を診断するための検査方法は特に定められていません。術後急激に妄想や幻覚、錯乱、せん妄などが見られる場合には術後精神病が疑われます。
診断をする上で、認知症や他の全身疾患、精神疾患と鑑別するために、問診や血液検査、尿検査、CTやMRI検査などの画像検査、認知機能検査などをおこなうことがあります。
認知機能検査では、記憶力を確かめる簡単なテストや、医師の質問に回答してもらうテストなどがおこなわれます。

