脇役なのに、記憶に残る

冷蔵ケースに目をやると、ずらりと並んだ加工品が迎えてくれる。がんも、厚揚げ、油揚げ──どれも手間ひまが詰まった、名脇役たち。
中でも「ひろうす」は、まるで小さなごちそう。ぎっしり詰まった刻み野菜に、大きな椎茸のごろっと感。

そのままでもおいしいけれど、だしでゆっくり煮込むと、中まで味が染みて、思わず箸が止まらなくなる。冬にはおでんに。夏でも、冷たい煮物に。季節を選ばず、食卓に“間”をつくってくれるような存在。
夏ののれんに誘われて

のれんの「ところてん」の文字に、つい足が止まる人が多いというのも、ちょっと納得してしまう。

すでに細く切られた状態で販売されていて、あとは黒蜜をかけるだけ。つるりと喉ごしよく、暑い日の午後にぴったりの一品。その透明感と涼しげな佇まいは、どこか“昭和の夏”を思い出させてくれる。

そして、密かに人気なのが「豆乳」。パックではない、本物の豆乳。ひと口飲めば、豆をそのまま飲んでいるような濃さに驚く。
氷を浮かべて、ストローでごくり。“豆乳が苦手”だと思っていた人こそ、試してみてほしい。固定観念が、するりと変わるかもしれない。
