「婦人科検診」で見つかる病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「婦人科検診」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
子宮体がん(子宮内膜がん)
子宮体がん(子宮内膜がん)は、子宮の内側にある内膜から発生するがんで、閉経前後の女性に多いのが特徴です。主な原因として、エストロゲンの影響を長期間受けることが挙げられます。
不正出血が最も多い症状で、月経以外の出血や閉経後出血が続く場合は注意が必要です。治療は手術が中心で、進行度により放射線治療や薬物療法が併用されます。不正出血がみられた場合は、産婦人科の受診が推奨されます。
子宮頸がん
子宮頸がんは、子宮の出口にあたる頸部に発生するがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が主な原因です。初期にはほとんど症状がなく、進行すると不正出血や性交時出血がみられることがあります。
検診による早期発見が可能ながんであり、治療は進行度に応じて手術、放射線治療、薬物療法が行われます。定期的な検診が重要で、受診先は産婦人科です。
卵巣がん
卵巣がんは卵巣や卵管から発生するがんで、初期症状が乏しいことが特徴です。腹部膨満感、下腹部の違和感、食欲低下など、はっきりしない症状で進行することがあります。
治療は手術と薬物療法が中心となります。症状が続く場合や超音波検査で異常を指摘された場合は、産婦人科での精密検査が必要です。
子宮筋腫
子宮筋腫は子宮にできる良性腫瘍で、30〜40代の女性に多くみられます。原因ははっきりしていませんが、女性ホルモンの影響が関与すると考えられています。
過多月経、月経痛、貧血、不妊の原因になることもあります。症状や筋腫の大きさによって経過観察、薬物療法、手術などが選択されます。産婦人科の受診が基本です。
子宮内膜症
子宮内膜症は、本来子宮内にある内膜組織が子宮以外の場所に発生する病気です。強い月経痛や慢性的な骨盤痛、不妊の原因となることがあります。
治療は薬物療法や手術療法があり、症状や妊娠希望の有無によって方針が決まります。月経痛が年々強くなる場合は、早めに産婦人科を受診することが大切です。
乳がん
乳がんは乳腺に発生するがんで、女性に最も多いがんの一つです。しこり、乳房の皮膚変化、乳頭分泌などが症状として現れることがあります。
治療は手術、放射線治療、薬物療法などを組み合わせて行われます。検診や自己触診で異常に気付いた場合は、乳腺外科または外科を受診しましょう。
婦人科検診前に妊娠していると感じたら…
ここでは、婦人科検診を受ける前に、妊娠の可能性に気づいた際に大切な事項について解説します。
妊娠検査薬に反応があったときの婦人科受診で受付時に伝えるべきことは?
妊娠検査薬で陽性が出た、または妊娠の可能性がある場合は、受付で必ずその旨を伝えましょう。検査内容を安全なものに調整できます。
必要に応じて妊娠判定を受けましょう
ご自身での妊娠検査薬などによるチェックでは妊娠の有無が不明確な場合、産婦人科を受診し、妊娠判定を受けましょう。不要な検査を避けることにつながります。
ただし、妊娠早期の段階では医療機関でも妊娠判定がつかないこともあります。
妊娠中の体調不良時は妊婦検診をずらしましょう
体調がすぐれない場合は、無理に検診を受けず、主治医と相談することが大切です。

