日本で猫が暮らし始めたのは?
日本に猫がやってきたのは、稲作文化が根付いた奈良時代〜平安時代ごろと考えられていました。しかし近年、長崎県の壱岐島にある遺跡から、弥生時代のものと思われる猫の骨が見つかっており、定説よりも早い時期から日本列島に猫が存在した可能性があります。
平安時代になると、猫は天皇や貴族の間で愛玩動物として飼育されるように。『枕草子』や『源氏物語』など、数多くの記録の中に猫の愛らしい姿が描かれています。
江戸時代以降は、庶民の間でも身近な存在として広く人々に愛されることとなります。
現在、猫の飼育頭数は900万匹を超えるとされており、犬と並ぶ人気のペットです。
また、猫に関連する商品やサービスが与える経済効果「ネコノミクス」は、年間2兆円以上と推計されており、日本経済を動かす重要な原動力となっています。
まとめ
人間と猫との関係性は、偶然の出会いから始まり、長い時間をかけて築かれてきました。農耕の発展とともに人々の生活圏に近づいた猫は、ネズミ対策という実用的な役割を担いながら、次第に人々の暮らしに溶け込んでいったのです。
そして、交易路や文化の広がりと共に世界各国へ広がっていき、ときにはその土地を見守る神様に、またあるときは癒しの存在として愛されてきました。
今、私たちのそばで丸くなっている猫も、はるか昔から続く物語の延長線上にいるのだと思うと、より一層愛おしさが増してきますね。

