“ガタガタ震える寒気”は「インフルエンザ」? A型・B型や他の病気のサインを医師が解説!

“ガタガタ震える寒気”は「インフルエンザ」? A型・B型や他の病気のサインを医師が解説!

すぐに病院へ行くべき「寒気」とインフルエンザの関連症状

ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

インフルエンザの可能性があって寒気と息苦しさや胸の痛みなどがある症状の場合は肺炎や気管支炎の可能性あり 内科や救急科へ

インフルエンザが疑われるなかで、強い寒気に加えて息苦しさや胸の痛み、呼吸が速くなっている場合は、肺炎や気管支炎、まれに心筋炎などの合併症の可能性があります。
一方、激しい頭痛や嘔吐、意識がもうろうとする、けいれんなどの症状を伴う場合は脳炎・脳症といった重い中枢神経の合併症も疑われます。このような場合は自宅で様子を見ず、できるだけ早く内科や救急外来を受診し、発症時刻や最高体温、服用薬、基礎疾患をメモして持参することが大切です。

「寒気」とインフルエンザの関連症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「寒気」とインフルエンザに関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

インフルエンザA型

インフルエンザA型はウイルスA型への感染で起こり、突然の寒気と38~40度の高熱、強い倦怠感や関節痛・筋肉痛など激しい全身症状が一気に現れます。通常の風邪より症状も流行規模も重くなりやすく、治療の基本は安静と水分・栄養補給です。発症から48時間以内なら抗インフルエンザ薬の投与が症状の軽減に効果を発揮します。
高熱や呼吸苦が続く場合や、高齢者・乳幼児、基礎疾患のある人では合併症リスクが高いため、早めに内科・小児科を受診して下さい。

インフルエンザB型

インフルエンザB型も急性のウイルス感染症で、発熱や倦怠感、関節痛、寒気などが出ます。A型より高熱が目立たず、胃腸症状が強いことが特徴です。 学校や職場など限られた集団で冬から春先にかけて流行しやすく、対処はA型と同様に休養と水分補給が基本で、必要に応じて抗インフルエンザ薬を用います。
高熱や強い腹痛、下痢が長引くときは脱水や腸炎の可能性があり、内科や小児科での診察が推奨されます。

風邪・感冒・急性上気道炎

風邪(感冒・急性上気道炎)は、鼻水・くしゃみ・喉の痛み・微熱など軽い症状が緩やかに始まります。インフルエンザのような突然の高熱や強い寒気、全身の関節痛は少ないのが特徴です。
対処法は十分な睡眠と安静、加湿、消化のよい食事が基本で、つらい症状には市販の解熱鎮痛薬を短期間使用してかまいません。 微熱が急に高熱へ変わる、数日たっても改善しない場合は、インフルエンザや細菌感染症の可能性があるため、早めに内科や耳鼻喉科を受診しましょう。

肺炎

肺炎は細菌やウイルスが肺に感染し、高熱や強い寒気、息切れ、咳や胸痛が代表的な症状です。ただし高齢者では「元気がない」「食欲低下」程度の軽い症状に見えることもあります。 治療には抗菌薬や抗ウイルス薬、酸素投与が必要で、呼吸困難や意識障害があれば入院管理が不可欠です。
強い寒気と息苦しさや胸痛を伴う場合、またはインフルエンザ後に高熱が再燃し咳・痰が増えたときは二次性肺炎が疑われます。そのような場合には早めに内科・呼吸器内科や救急外来を受診してください。

食中毒

食中毒は細菌やウイルス、毒素を含む飲食物が原因で、急な吐き気・嘔吐・下痢・腹痛に発熱や悪寒を伴います。 とくに細菌性やウイルス性胃腸炎では水様下痢や激しい腹痛が続き、脱水が進むと体温調節が乱れ寒気が強まります。
対処の基本は経口補水液で少量ずつ水分と電解質を補い、胃腸を休ませることです。 強い腹痛や血便、乳幼児・高齢者で水分摂取が困難な場合は点滴治療が必要なため、内科や消化器内科を早めに受診して下さい。その際には「何をいつ食べたか」を伝えると診断に役立ちます。

配信元: Medical DOC

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