「寒気」と発熱・関節痛・倦怠感などインフルエンザの関連症状の正しい対処法は?
インフルエンザで寒気や発熱、関節痛がつらいときは、体を冷やしすぎず安静を保つことが基本です。 悪寒が強い間は毛布などで保温しつつ水分をこまめにとり、熱のピーク後に暑さや頭痛がつらいときは、脇の下や首筋を軽く冷やすと楽になります。
解熱鎮痛剤は高熱で眠れないときや痛みが強いときに、用量と間隔を守って頓服で使用します。 食事はおかゆやうどん、具の少ないスープ、ヨーグルトなど消化がよく水分も補えるものを少量ずつ摂ると良いでしょう。
「寒気」とインフルエンザの関連症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「インフルエンザによる寒気」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
突然寒気がして風邪っぽいとき、風邪かインフルエンザを見分ける方法はありますか?
関口 雅則(医師)
突然ガタガタ震えるような強い寒気に続き、数時間以内に38度以上の高熱や全身の関節痛・倦怠感が一気に出る場合は、一般的な風邪よりインフルエンザを疑う状況です。 一方、くしゃみ・鼻水・喉の痛みが先に出て、発熱が微熱かゆっくり上がる程度なら風邪(急性上気道炎)の可能性が高いといえます。しかし症状だけでの正確な判別は難しいため、急な高熱や強い寒気があれば早めに発熱外来や内科で検査を受けると安心です。
急な高熱で寒気がしてインフルの可能性があるときは発熱外来を受診すべきですか?
関口 雅則(医師)
急な高熱と強い寒気でインフルエンザが疑われる場合は、発症から48時間以内の受診が望まれます。 抗インフルエンザ薬はこの時間内に開始することで、発熱期間の短縮や重症化リスクの低下が期待できるためです。 また、新型コロナなど他の呼吸器感染症との鑑別のためにも診察・検査は重要です。なお高熱に加えて息苦しさや胸痛、意識障害がある場合は、一般外来ではなく救急外来を優先すべき状況といえます。
インフルエンザで寒気を感じるのはなぜでしょうか
関口 雅則(医師)
インフルエンザにかかると、ウイルスと戦う免疫反応が強まり、脳の体温調節中枢が「体温をもっと上げろ」と指令を出す状態になります。 体温がまだ目標値に達していない間は、筋肉を震わせたり皮膚の血管を縮めたりして熱を作ろうとするため、強い寒気として感じられるのです。その後体温が十分に上がると寒気は落ち着き、代わりにほてりや汗が目立つようになります。
インフルエンザで寒気を感じた時の対処法を教えてください
関口 雅則(医師)
インフルエンザで寒気が強いときは、無理に動き回らず、暖かい部屋で安静にして毛布や布団で体を冷やさないことが基本です。寒気が強い段階では過度に冷やさず保温と温かい飲み物で体力消耗を抑え、発熱や頭痛・関節痛がつらいときは適切な解熱鎮痛薬を用います。喉が渇いていなくても水分や経口補水液を少しずつ摂り、消化のよい食事を少量ずつ摂ることが大切です。ただし息苦しさや胸痛、意識低下があれば自己判断せず速やかに受診して下さい。

