古いと言われる香水との付き合い方
一度オワコン扱いされた香水はもう使えないのでしょうか。筆者は今でこそ、クロエのオードパルファムをつけていませんが、香りが好みでなくなったわけではありません。機会があればまた身につけたいなと思っています。しかし、一度「それって古いよね」なんてケチをつけられてしまうと、香水をつけるのも怖くなってしまいますよね。
ですが、ファッションと違って香水は、目に映るものではありません。見た目での古いイメージというのがないので、身につける人の顔立ち、雰囲気、ファッションスタイルに香りがマッチしていれば、昔の香水をつけていても古臭さは感じないものです。逆に言えば、昔流行った服装、昔のメイク、若作りを感じさせるスタイルに、昔の香水をつけてしまうと「若作り感」や「時代に取り残された感」といった印象になりかねません。つまりは、取り入れ方次第。香りを気に入っていて、その香りで「今の自分」をどう表現するかが大切なのですね。
香りを愛する心と自分への自信が、何よりの鮮度アップ
甘くこってりした香り、クリアな香り、オリエンタルな香り、ユニセックスな香り。香りには様々な表情があります。今の自分はどんな香りを、どんなスタイルで表現したいのかを楽しみながら身につけたいものです。以前、流行った香りは、確かに懐かしさを呼び起こすものですが、それを素敵だと思えるかどうかは、身につける人の自信と個性にかかっているのではないでしょうか。今後ますますフレグランス業界は広がっていくので、ぜひ流行り廃りを気にしすぎず、今のご自身を象徴する一品を探求してみてくださいね。
<文&イラスト/角佑宇子>
【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105

