今年はちょっとテクニカル!?深場マルイカ城ヶ島沖でスタート

今年はちょっとテクニカル!?深場マルイカ城ヶ島沖でスタート

深場マルイカのタックル&仕掛け

この時期のポイントはおおむね水深70~100m。

この水深になるとほとんどの釣りで電動リールを使うことが常識になっているが、マルイカ釣りにおいてはさにあらず。

船上を見渡すと、9割近くの人が手巻きリールで釣っている。

深いのになんで?と思われるかもしれないが、これは一にも二にもイカの乗りを見逃さないため。

最近の超小型電動はだいぶ自重も軽くなっているとはいえ、手巻きの両軸に比べると200g以上は重くなる。

加えて電源コードなどもある。

この重さが手感度を阻害する。

確かに手巻きでの巻き上げは辛くなるが、イカが釣れないともっと辛い。

もちろん電動リールを全否定するわけではないが、予備で手巻きリールも持参することをすすめたい。

使い分けてみればその差を実感できるはずだ。

ちなみに手巻きの両軸でも製品により巻き上げやすさは異なり、おおよそギア比7:1、ハンドル長100mm以上だと巻き上げの疲労を軽減できる。

リールに巻いておく道糸はPE0.6~0.8号がおすすめ。

1号以上だと落下速度に影響する。

道糸にはフロロカーボン4号のリーダーを1.5mほど結んでおく。

竿は各種ゲームロッドなどでも対応できるが、やはりマルイカ専用がベスト。

マルイカ専用といっても大きくゼロテン特化タイプと宙釣り対応タイプに分けられる。

ゼロテン特化型はオモリを浮かせると竿先にアタリが出づらくなってしまう特性があり、初心者におすすめは宙釣り対応型となるものの、これは一般論。

この先ゼロテンを習得していきたいと考えるなら最初からゼロテン竿を使うのもありだろう。

仕掛けはブランコ、直結、直ブラ、直結ブラと大まかに4タイプあるが、今回はブランコ以外の3タイプの仕掛けに焦点を当てる。

一番アタリが出やすいのは直結仕掛けで、上級者のほとんどがこの仕掛け。

初心者向けとされるのが直ブラ仕掛けで、直結仕掛けに比べると落下が遅く、アタリも出にくいといったデメリットはあるものの、掛けたイカをバラしにくいというメリットが大きい。

両者のいいとこ取りをしたのが直結ブラ仕掛け。

直結仕掛けの下1~2本を直ブラにするというもので、アタリもそこそこ出るうえ、取り込みに手間取る下のほうのツノに乗せてもバラシのリスクを減らせるというわけ。

以上のように様ざまある仕掛けのバリエーションの中で、では具体的にどの仕掛けを選べばいいのか? 

中村さんにアドバイスをもらうと、ズバリ直結2本と直ブラ1~2本の4本ヅノ仕掛け。

ツノ数を少なくすることで仕掛けの落下スピードを上げられるし、感度もアップする。

とくに速潮時にはなるべく仕掛けの抵抗を減らしたいし、アタリに合わせなければほぼ掛からない直結に対し、直ブラはスッテがたなびくためオートマティックに掛かってくれる割合も増えるという。

仕掛けの写真

仕掛けの図

ゼロテン、宙釣りとも 釣り方の基本は同じ

ほかのイカ釣り同様にマルイカでも一番最初に着底した仕掛けに乗ってくる傾向はある。

なので、船長から合図があったらなるべく遅れないように投入しよう。

仕掛け落下中は道糸と竿がなるべく一直線になるようにして抵抗を減らすと着底を早められる。

かつなるべく糸フケが出ないようにリールのスプールに軽く親指を当てておく。

船長が告げる水深を道糸のマーカーを目安に確認、着底に備える。

周りの人が先に着底したのも目安になり、そろそろ自分もだと身構えられる。

オモリが着底したらリールのクラッチを入れ、素早く糸フケを巻き取る。

ここまではゼロテンでも宙釣りでも同じ。

ちょっと違うのはここから。

ゼロテンの場合はオモリを底へ着けたままタタキを入れる、もしくはそのままピタッと5~10秒止めてアタリを見る。

宙釣りの場合はリールのハンドルを1~2回回すか、海面へ向け下げてある竿先をスッと水平まで持ち上げオモリを浮かせ、同じく5~10秒止めてアタリを見る。

いずれの場合も最初にアタリがなければタタキを入れて止め、の繰り返し。

これを2~3回繰り返したら数m巻き落とす。

注意点としては、ゼロテンの場合はオモリを底へ着けっ放しにするとオマツリしてしまうことがあるので必ず数回に一度は底を切ること。

宙釣りの場合は水深が変わることもあるから数回に一度は底を取り直す。

アタリは竿先がプルプル震えたり、クンッと持ち込まれたり、フワッと跳ね上げたりと様ざま。

いずれの場合も違和感を察知したら即合わせが基本。

アタリが分からなくても止めたあとに空合わせを入れるといい。

釣り方自体は以上のようにゼロテンでも宙釣りでもたたいて止めて、合わせを入れる、この繰り返しになる。

問題は合わせたあとの乗り感の察知。

これが分かるかどうかで釣果は大きく変わってくる。

とくに現在のメインポイントである城ケ島沖で釣れているマルイカは小型も多いので合わせたときの重みを感じづらいこともある。

仕掛けを上げてみたら何もいなかった、足だけ付いていた、なんてことはしょっちゅうある。

こればかりは自分のタックルバランスもあるから慣れるしかない。

周りは釣れているのに自分だけ釣れないと心が折れそうになることもあるが、そこは我慢のしどころ。

イメージどおりに釣れたときにはきっとそれまでの苦労が報われるはずだ。

釣り方のイメージ図

釣りの基本動作の写真

配信元: FISHING JAPAN