アイスクリームのカロリーは、乳固形分や脂肪分の含有量によって大きく異なります。アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓といった分類ごとに、カロリーや糖質・脂質の量には差があり、健康状態や目的に応じた選択が可能です。本記事では、市販製品の具体的なカロリー比較や、糖質・脂質が身体に与える影響について詳しく解説します。自分に合った製品を選ぶヒントが見つかるでしょう。

監修管理栄養士:
武井 香七(管理栄養士)
保有免許・資格
管理栄養士資格
アイスクリームのカロリーと種類別の違い
アイスクリームのカロリーは種類によって大きく異なります。製品の分類や原材料の違いを理解することで、自分の健康状態や目的に合った選択が可能になります。
アイスクリーム類の分類と特徴
日本では、アイスクリーム類は乳固形分と乳脂肪分の含有量によって4つの種類に分類されています。乳成分が多い順に、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓となります。
アイスクリームは乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上と定められており、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。製品によって異なりますが、一般的なカップアイスクリームは100gあたり約180〜250kcal程度です。アイスミルクは乳固形分10%以上、乳脂肪分3%以上で、アイスクリームよりもやや軽い口当たりとなります。カロリーは100gあたり約150〜200kcal程度です。
ラクトアイスは乳固形分3%以上で、植物性脂肪を使用している製品も多く、100gあたり約200〜300kcalと幅があります。氷菓は乳固形分がほとんど含まれず、果汁やシロップを凍らせたもので、100gあたり約70〜150kcal程度と比較的低めです。
これらの分類は製品のパッケージに表示されていますので、購入時に確認することができます。自分の健康目標や嗜好に合わせて選ぶことで、より満足度の高い楽しみ方が可能になります。
カロリーを左右する要因
アイスクリームのカロリーは、脂肪分と糖分の含有量に大きく左右されます。乳脂肪分が高い製品ほどクリーミーで濃厚な味わいになりますが、その分カロリーも高くなります。また、チョコレートやナッツ、キャラメルソースなどのトッピングが加わると、さらにカロリーは増加します。
一方、氷菓は脂肪分がほとんど含まれないため、カロリーは低めです。しかし、甘味を出すために糖分は多く使用されていることが多く、糖質の摂取量には注意が必要です。低脂肪や低糖質をうたった製品も市販されていますが、味を調整するために人工甘味料や添加物が使用されている場合があります。
プレミアムアイスクリームと呼ばれる高級路線の製品は、乳脂肪分が高く、空気の含有量が少ないため、密度が高く濃厚な味わいである分、カロリーも高めに設定されています。また、チョコレートチップやクッキー、マシュマロなどの具材が入った製品は、基本のフレーバーよりもカロリーが高くなる傾向があります。
市販アイスクリーム製品のカロリー比較
市販されているアイスクリーム製品のカロリーは、商品によって大きな差があります。自分の食生活に合った製品を選ぶためには、具体的な数値を知っておくことが役立ちます。
カップアイスとコーンアイスの違い
カップに入ったアイスクリームは、1個あたりの容量が100〜120ml程度のものが一般的です。この場合、アイスクリームタイプであれば約180〜250kcal、ラクトアイスでは製品によって差がありますが、約200〜300kcal程度となることが多いです。一方、コーンに入った製品は、コーン部分のカロリーも加わるため、全体で300〜400kcal程度になることがあります。
バニラやチョコレートなどの基本的なフレーバーよりも、キャラメルリボンやクッキー入りなど、トッピングが豊富な製品はカロリーが高くなりがちです。例えば、シンプルなバニラアイスが200kcal程度であるのに対し、チョコレートチップやナッツ、キャラメルソースなどが加わった製品では350kcal以上になることもあります。
また、同じ容量でも製品によって密度が異なるため、重量あたりのカロリーには差があります。製品のパッケージには栄養成分表示が記載されていますので、購入時に確認することで、より正確なカロリー把握ができます。
棒アイスとソフトクリームのカロリー
棒アイスは氷菓タイプのものが多く、1本あたり50〜150kcal程度と比較的低カロリーです。果汁を使用したアイスキャンディーなどは、脂肪分が少ないためカロリーが抑えられています。ただし、チョコレートでコーティングされているものや、クリーム系のものは200kcal以上になることもあります。
ソフトクリームは空気を多く含んでいるため、見た目の量に対してカロリーは比較的穏やかです。通常サイズのソフトクリーム1個で約150〜250kcal程度ですが、トッピングを追加すると一気にカロリーが増加します。チョコレートソースやナッツ、クッキーなどのトッピング1種類あたり50〜100kcal程度が加算されると考えられます。
コーンとカップでは、カップのほうがわずかに低カロリーです。コーンは物によりますが、小麦粉等で作られているため、1個あたり20〜100kcal程度のカロリーがあります。カロリーを抑えたい場合は、カップで注文することも一つの選択肢です。

