血圧測定での注意点
血圧は薬を飲む前に測定
血圧を測る際、特に朝は薬を飲む前に測ることが大切です。これは、服用している薬の効果が次に飲む時間までどれくらい持続しているかを確認するためです。薬を飲む前に測ることで、薬の効き目が十分であるか、あるいは調整が必要かを知る手がかりになります。
入浴後の血圧測定は避ける
血圧は、入浴だけでなく、運動、食事、排便、睡眠、そして精神的な緊張など、さまざまな要因で大きく変動しやすいものです。特に入浴後は、温まることで体中の血管が広がるため、一時的に血圧が低下しやすい状態となります。
飲酒直後の血圧測定は避ける
家庭で血圧を測る際の推奨される測定環境として、飲酒の前に測るか、飲酒後に測る場合は十分に時間を空けることが勧められています。これは、飲酒によって一時的に血圧が低下しやすくなるためです。飲酒直後に測定すると、実際の血圧よりも低い値が出てしまい、自分の体の正確な状態を把握できない可能性があります。
「血圧を測る時間」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血圧を測る時間」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
時間帯によって血圧が高くなることはあるのでしょうか?
小鷹 悠二 医師
忙しいときや興奮しているような状態では血圧が高めに出ます。例えば、仕事や家事などで忙しくしている間などに測定すると高めになることが多いです。測定する場合には、前述のようにできるだけリラックスした状態で、同じような条件で測定することが大切です。
病院で血圧を測ると高くなりやすいのですが自宅で血圧を測ったほうがよいですか?
小鷹 悠二 医師
病院や健診では血圧が高くても、自宅では血圧が正常であることも良くあります。
これは白衣性高血圧と呼ばれ、緊張しやすい方などではよく見られます。このような場合、ご自宅でリラックスした状態で測る「家庭血圧」は、日頃の血圧の状態を正確に把握するために非常に大切です。特に、高血圧の診断や薬の効き目を評価する際には、家庭血圧の測定結果が優先されるべきだと考えられています。そのため、健診や病院受診時に血圧が高い、と指摘された際には、まず自宅で毎日決まった時間(起床時と就寝直前)に家庭血圧を測定することが非常に重要です。その記録を医師に見せることで、早期の診断や適切な治療方針を立てることができます。
自宅で血圧を測るときは毎日同じ時間に計測すべきですか?
小鷹 悠二 医師
ご自宅で血圧を測る「家庭血圧」では、毎日決まった時間に測定することが非常に大切です。これにより、一時的な体調や環境による血圧の変動に惑わされず、日頃の血圧がどのように変化しているかを正確に把握しやすくなります。理想的な測定時間は次の通りです。
• 朝: 起床後1時間以内に排尿を済ませ、朝の薬を飲む前や食事の前に測りましょう。
• 夜: 就寝前に測りましょう。
この記録は、医師が患者さんに合った治療方針を考える上で、とても役立つ情報となります。

