
高石あかりが主演を務める連続テレビ小説「ばけばけ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)が放送中。トキ(高石)の祖父・松野勘右衛門を演じる小日向文世よりコメントが到着した。
■「ばけばけ」とは
本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルに、外国人の夫ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光を当て、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。主人公・松野トキを高石が、後の夫となるヘブンをトミー・バストウが演じる。
実在の人物である小泉セツをモデルとしつつも、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。脚本はふじきみつ彦が担当する。
■小日向文世コメント「妻も珍しく毎回リアルタイムで見てくれている」
――周囲からの反響などはいかがでしょうか?
「面白い」と声をかけてもらえることもあるし、作品自体の評判が良いですよね。あと、うちの女房はあまり僕が出演しているドラマを見ないんですけど、今回は珍しく毎回リアルタイムで見てくれています。普段あまり感想は言ってくれないんですけれど、勘右衛門のことも笑いながら見ているし、「面白いよ」と言ってくれます。

■トキ&ヘブン結婚の場面では「おじょが幸せになれるのであればという思い」
――14週では、トキとヘブンが夫婦となりました。勘右衛門としては、どのようなお気持ちだったのでしょうか?
おじょが幸せになれるのであればという思いですよね。おじょが「好いちょる」と言うのだから、もう反対する理由はありません。
それに、トキがヘブンの女中として高い給金で雇ってもらえることになって、それによって松野家は救われているわけじゃないですか。勘右衛門も、時代の変化というものを受け入れざるを得なかったんだと思います。「自分だけは」という思いもあったけど、自分には何もできない、自分一人が空回りしていることを、勘右衛門だって分かっていたんでしょうね。
あとは、やっぱりおタツ(朝加真由美)の存在が大きかったんでしょう。恋の力はすごいですよね(笑)。最初は、一目惚れだったと思うんですけれど、おタツの物事を冷静に考えられる大人の女性としての魅力、孫を慈しむような愛情深いところに引かれていったんじゃないでしょうか。
トキが大事な気持ちは変わらないけど、おタツと一緒になれたことで、おじょから卒業できたのかもしれません。トキがお嫁に行ったことで、勘右衛門の中でも何か一つ区切りがついたと思います。

■熊本行きの際の勘右衛門は「本当にいい仕事をしたなと思う」
――第94回で、勘右衛門は熊本行きを後押しします。この展開についていかがでしたか?
松江では、トキが後ろ指をさされるようになり、ヘブンはそれをすごく心配していました。そのヘブンの思いを、勘右衛門は汲んであげたんだと思っています。
松江が寒いから熊本に行くというのは、あくまでも口実であって、本当はトキのことを心配しているんですよね。嘘が嫌いなのに、うそまでついているんですから。そこで、勘右衛門がヘブンに、「本当のことを話せ」と言うんですけれど、勘右衛門としては、ここで本当に良い仕事をしたなと思いました。それまで、ほとんど仕事していないんでね(笑)。
――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。
武士の格にこだわってきた勘右衛門も、時代が変化していく中で生きていかなきゃいけない。それを変えてくれたのがヘブンという存在だったと思います。
おじょとヘブンが幸せになっていくさまを、視聴者の皆さんにも最後まで見届けてほしいと思っています。

※高石あかりの高は、正しくは「はしごだか」

