「水と食料、その次は?」戸建て世帯の7割が陥る“停電対策”の落とし穴。家族会議で決めておくべき「安否確認」と「電力確保」とは

多くの家庭で「継続的なメンテナンス」が課題に

基本的な物の準備はある程度できていることがわかりましたが、経年劣化や消費期限切れを防ぐための定期的な点検を行っている人はどのくらいいるのでしょうか。

「以下の項目について定期的(1年に1回以上)に点検や対策を行っているか」と尋ねたところ、項目別で以下のような回答結果になりました。

■屋根や家の周りの点検(屋根の瓦、アンテナ、ブロック塀が崩壊・落下しないかなど)
「行っている(22.8%)」
「行っていない(68.5%)」
「所有していない/該当設備がない(8.7%)」

■非常用持ち出し品、備蓄品など防災グッズの点検(食料・飲料の消費期限、モバイルバッテリーなどの充電、各アイテムの劣化具合など)
「行っている(33.9%)」
「行っていない(55.9%)」
「所有していない/該当設備がない(10.2%)」

■ベランダの点検(避難経路確保、避難はしごの安全性確保、植木鉢の整理整頓など)
「行っている(18.8%)」
「行っていない(65.2%)」
「所有していない/該当設備がない(16.0%)」

■消火器具、火災報知器の点検
「行っている(22.0%)」
「行っていない(61.8%)」
「所有していない/該当設備がない(16.2%)」

■火気器具(コンロ、ストーブ、ホットプレートなど)の点検
「行っている(27.5%)」
「行っていない(60.7%)」
「所有していない/該当設備がない(11.8%)」

■家具の配置の工夫や転倒防止のための対策
「行っている(34.1%)」
「行っていない(58.2%)」
「所有していない/該当設備がない(7.7%)」

すべての項目において、定期的な点検や対策を行っている人は少数となり、多くの家庭で継続的なメンテナンスが課題となっていることが示されました。

比較的実施率が高かったのは、「家具の配置の工夫や転倒防止のための対策」「非常用持ち出し品、備蓄品など防災グッズの点検」ですが、それでも半数以上が未実施という現状があります。

また、「屋根や家の周りの点検」「ベランダの点検」「消火器具、火災報知器の点検」は実施率が約2割とさらに低く、普段目につきにくい場所や確認に手間がかかる場所の対策は、後回しになりがちな傾向があるようです。

「子どもに防災の大切さを十分に教えられている」はわずか1割未満

防災対策の管理に課題が見える中、子どもへの防災教育は行われているのでしょうか。

「家庭で子どもに防災の大切さを教えることはどの程度できているか」と尋ねたところ、約4割が「十分にできている(5.5%)」「ある程度できている(38.1%)」と回答しました。

「できている」と回答した人は一定数いるものの、「十分にできている」という回答はわずか1割未満となり、約6割の家庭で子どもへの防災教育が十分に行き届いていないことが浮き彫りになりました。

いつ災害が起こるかわからない中で、子ども自身が身を守る判断力を養うことは重要ですが、親自身にも「何をどう教えればよいかわからない」といった迷いや、日々の生活に追われて防災の大切さを教える時間の確保が難しいといった理由があると考えられます。

配信元: マイナビ子育て

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