「水と食料、その次は?」戸建て世帯の7割が陥る“停電対策”の落とし穴。家族会議で決めておくべき「安否確認」と「電力確保」とは

「避難経路」や「災害時の安否確認方法」への共通認識は4割以下に

そのような中、実際に災害が起きた際の「家族間の防災ルール」について共通認識を持てている人はどの程度いるのでしょう。

「以下の項目について家族で共通認識を持てていると思うか」と尋ねたところ、項目別で以下のような回答結果になりました。

■避難場所
「共通認識を持てていると思う(53.2%)」
「共通認識を持てていると思わない(46.8%)」

■避難経路
「共通認識を持てていると思う(37.5%)」
「共通認識を持てていると思わない(62.5%)」

■災害時の集合場所
「共通認識を持てていると思う(47.5%)」
「共通認識を持てていると思わない(52.5%)」

■災害時の安否確認(連絡)方法
「共通認識を持てていると思う(38.6%)」
「共通認識を持てていると思わない(61.4%)」

■非常用持ち出し品の置き場所
「共通認識を持てていると思う(40.8%)」
「共通認識を持てていると思わない(59.2%)」

■自宅、勤務先、学校付近のハザードマップ
「共通認識を持てていると思う(41.4%)」
「共通認識を持てていると思わない(58.6%)」

■応急手当方法
「共通認識を持てていると思う(26.2%)」
「共通認識を持てていると思わない(73.8%)」

「避難場所」や「災害時の集合場所」に関しては約半数が共通認識を持てている一方で、「避難経路」や「災害時の安否確認(連絡)方法」は4割を下回る結果になりました。

「どこに逃げるか」という目的地の合意は比較的できている一方で、「どのようなルートを通るか」「通信手段が断たれた際にどう連絡をとるか」といった具体的な行動シミュレーションまでは、十分に話し合えていない家庭が多いことがうかがえます。

また、「応急手当方法」に関する共通認識を持てている方の割合が最も低かったことから、怪我をした際の対処法など、専門的な知識を要するテーマは家族間での共有が後回しにされがちなようです。

「今後、家庭防災で強化したい分野」はなに?

最後に、「今後、家庭防災で強化したい分野」について、具体的に聞きました。

■今後、家庭防災で強化したい分野とは
・我が家は自宅避難が第一選択になると思うので、冷暖房が使えるように設備を整える必要があると思う(30代/女性/北海道)
・備蓄品や家族での共通認識を含む日頃の備え(40代/男性/大阪府)
・家族がバラバラにならないための災害時の避難経路や場所の確認(40代/女性/神奈川県)
・停電の場合、どうしたらよいか検討しておきたい(50代/男性/千葉県)
・常備薬の準備、非常持ち出し袋の準備、食料や水の確保、電源の確保(50代/女性/岡山県)

寄せられた回答からは、「家族がバラバラにならないための確認」といった連携強化への意欲や、「停電時の対応」「停電時も冷暖房が使える設備」など、ライフラインが断たれた状況下での生活維持に対する関心が目立ちました。

過去の災害事例や昨今の電力需給の課題を教訓に、従来の「非常持ち出し袋」だけではカバーしきれないリスクに対し、自分事として備えの質を高めようとする姿勢が見て取れます。

配信元: マイナビ子育て

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