「網膜剥離の検査方法」はご存知ですか?検査前の注意点や所要時間も解説!【医師監修】

「網膜剥離の検査方法」はご存知ですか?検査前の注意点や所要時間も解説!【医師監修】

網膜剥離の検査後から治療までの流れ

網膜剥離の検査後から治療までの流れ

網膜剥離が認められた場合は必ず治療が必要ですか?

基本的に治療が必要です。網膜に裂孔や剥離が生じた場合、自然に治ることはなく放置すると進行してしまうため、早めの処置が不可欠です。

網膜剥離は薬で治すこともできませんから、適切なレーザー治療や手術による治療が必要です。ただし、実際の治療法は網膜剥離の程度によって異なります。

網膜に裂け目(裂孔)があるだけで、網膜そのものが剥がれていない早期の段階であれば、通院でレーザー光凝固術を行います。レーザー治療は痛みも少なく短時間で終了し、有効な場合は網膜剥離への進行を未然に防ぐことができます。

一方、すでに網膜剥離が起こっている場合やレーザー治療で進行を抑えられない場合には、治すためには手術が必要です。手術には、眼球の外側からシリコンバンドなどで眼球壁をへこませ網膜をもとの位置に戻す強膜内陥術と、眼球内部から硝子体を切除して網膜を復位させる硝子体手術の二つの方法があり、裂孔や網膜剥離の状態に応じて選択されます。いずれの場合も剥がれた網膜をもとどおり密着させ、裂孔部位を塞ぐ処置を行います。

このように適切な治療を受けることで、多くの場合で進行を食い止め、視力の維持が期待できます。

網膜剥離の検査から治療開始までの日数の目安を教えてください

網膜剥離と診断された場合、可能な限り早急に治療を開始することが原則です。剥離した網膜は時間が経つほど神経細胞へのダメージが大きくなり、視力予後も悪化するおそれがあります。特に黄斑部が剥がれている場合は、視力低下を少しでも食い止めるため緊急で手術が必要とされます。

実際の治療開始までのスケジュールは、患者さんの状態や医療機関の体制によって異なりますが、黄斑に剥離が及んでいればその日のうちに手術、もしくは数日以内に早急に手術が行われることが多いです。

裂孔のみで剥離が発生していない場合は、レーザー凝固術を数日以内に施行し経過観察という対応をします。医師から入院や手術をすすめられた場合は、仕事や予定の調整が難しくとも視力を守るために優先して対応することが重要です。

編集部まとめ

編集部まとめ
網膜剥離は、その進行度合いによって必要な治療の内容や緊急度が大きく異なります。初期の段階であればレーザー治療のみの短期の通院で済みますが、進行して網膜剥離が起これば入院を伴う手術が必要です。

特に、飛蚊症や光視症、視野欠損などいつもと違う見え方に気付いたら、決して様子をみず速やかに眼科で検査を受けましょう。網膜剥離は適切な治療により多くの場合で視力を温存できますが、治療が遅れると結果も悪くなるおそれがあります。

ご自身の大切な視力を守るため、日頃から目の症状に注意を払い、異変を感じたら早めに眼科医に相談するよう心がけましょう。

参考文献

『網膜剝離』(日本眼科学会)

『飛蚊症と網膜剥離 なぜ?どうするの』(日本眼科医会)

配信元: Medical DOC

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