すぐに病院へ行くべき「夕方に起こる頭痛」に関する症状
ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。以下ような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
夕方に起こる頭痛で突然激しく痛む症状は脳の緊急疾患の可能性あり 脳神経外科へ
夕方に今までにない激痛や、麻痺、しびれ、ろれつが回らない、意識低下が出たときは、脳出血やくも膜下出血の恐れがあります。一刻を争うため、様子を見ずに救急車で脳神経外科を受診してください。
数日から数週間かけて夕方の頭痛が徐々に悪化し、朝の痛みや吐き気、視力障害が加わる場合も、脳腫瘍などの可能性を考慮し外来で早めに相談しましょう。
病院受診・予防の目安となる「夕方に起こる頭痛」のセルフチェック法
・毎日または週の半分以上続く場合
・市販薬を月に10日以上飲んでいる場合
・会話がしづらい場合
・片側の手足が動かしにくい場合
・視野が欠ける場合
・発熱や首の強い痛みを伴う場合
「夕方に起こる頭痛」症状が特徴的な病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「夕方に起こる頭痛」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが続く一次性頭痛で、最も頻度が高いタイプです。 両側性の圧迫感と肩こり・首の張りを伴いやすく、夕方に強くなることもあります。
ストレッチや入浴、ストレス軽減に加え、必要に応じて鎮痛薬などを用います。頭痛が頻繁な場合は頭痛外来や脳神経外科、神経内科を受診しましょう。
片頭痛
片頭痛は、片側性のズキズキする拍動性頭痛で、光や音に敏感になり吐き気を伴うことが多い一次性頭痛です。ストレスの変動や寝不足・寝すぎ、空腹、女性ホルモンの揺らぎなどで誘発され、夕方に疲労が重なって悪化することがあります。
発作時は暗く静かな場所で安静にし、冷却と適切な鎮痛薬を使い、症状が頻回なら頭痛外来でトリプタン製剤や予防薬を含めた治療を検討します。
群発頭痛
群発頭痛は片側の目の奥に激烈な痛みが走り、一定期間毎日のように繰り返すのが特徴です。深夜だけでなく夕方から夜に発症する人もおり、充血や涙を伴いたり、痛みに耐えかねて室内を動き回ったりすることもあります。
市販薬では改善しにくいため、早めに頭痛外来を受診し、酸素療法や専門薬による適切な治療を受け、つらい症状を緩和させることが重要です。
慢性片頭痛・慢性頭痛
月に15日以上頭痛があり、そのうち8日以上が片頭痛の特徴を満たすと慢性片頭痛とされます。 頭痛がほぼ毎日続き、市販薬を多用すると薬剤の使用過多による頭痛を合併しやすい点が問題です。
夕方に仕事の疲れと重なりやすいものの、自己流の対処には限界があるため、頭痛外来で診断を受け、予防薬や生活習慣の調整を含めた管理が勧められます。
くも膜下出血
くも膜下出血は、脳動脈瘤などが破れて起こる致死率の高い病気で、「突然の激しい頭痛」が典型的な症状です。多くは「バットで殴られたよう」と表現される急激な頭痛で、時間帯を問わず発症し、吐き気や嘔吐、意識障害、けいれんを伴うこともあります。
夕方にこのような頭痛が出た場合も例外ではなく、迷わず救急車を呼び、脳神経外科のある医療機関でCT検査などを受ける必要があります。

