「夕方の頭痛」の正しい対処法は?
夕方の頭痛には、仕事や家事を一時中断して静かに休むことが大切です。 緊張型なら温めたり首を回したりしてほぐし、片頭痛なら暗い場所で休んだり冷やしたりして安静にします。
市販薬も有効ですが、月10日を超える使用は薬剤の使用過多による頭痛を招くため、連用を避け生活習慣を整えることが重要です。痛みが続いたり支障が出たりする場合は、頭痛外来を受診して専門的な治療を受けましょう。
「夕方の頭痛」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「夕方の頭痛」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
日中は平気なのに17時頃から頭が痛くなるのは気圧の変化が原因なのでしょうか?
関口 雅則(医師)
17時頃からの頭痛は、気圧だけでなく、仕事や家事による疲労や同じ姿勢の継続、自律神経の乱れなども影響すると考えられています。片頭痛では気圧の変化が誘因になる報告もありますが、睡眠やストレス、ホルモン変動など複数の要因が重なって夕方の頭痛として現れることが多いです。そのため「気圧のせい」と決めつけず、頭痛の頻度や痛み方、生活リズムとの関係を記録しておくと診断の助けになります。
16時すぎからこめかみが痛くなることが多いです。頭痛薬は毎日飲んでも大丈夫ですか?
関口 雅則(医師)
こめかみのズキズキする痛みが続く場合、片頭痛や緊張型頭痛が背景にあることが多く、市販薬で一時的に和らいでも毎日の服用は推奨されません。日本頭痛学会関連の基準では、トリプタンなど一部の急性期薬を月10日以上使用すると薬物乱用頭痛の基準に該当し得えます。週に2~3回を超える頭痛や市販薬で十分に効かない場合には、頭痛外来や脳神経内科で原因評価と治療方針の相談が重要です。
夕方から夜間の頭痛が何日も続いているときは頭痛外来を受診すべきですか?
関口 雅則(医師)
数日~数週間にわたり、夕方から夜の頭痛が続く場合は、緊張型頭痛や片頭痛など慢性頭痛が背景にあることが少なくありません。「仕事終わりに必ず痛む」「市販薬が手放せない」「家事や育育児に支障がある」といった状況は頭痛外来や脳神経外科を受診すべきサインです。 なお、突然の激しい痛みや、麻痺・しびれ・ろれつ不良・意識障害を伴う場合は脳出血やくも膜下出血などの可能性があり、外来ではなく救急受診が必要です。
昼ご飯と晩ご飯の間に頭痛と貧血になりやすいです。血糖値が影響しているのでしょうか?
関口 雅則(医師)
昼から夕方に頭痛や「貧血っぽさ」を感じるときは、血糖値の変動や脱水、低血圧、自律神経の乱れなど複数の要因が関わっている可能性があります。食事間隔が開きすぎると血糖低下でだるさや頭痛が出やすく、カフェインや甘い菓子を繰り返し摂ると血糖変動が大きくなることも知られています。貧血が気になる場合は、内科で血液検査を受けて貧血や血糖、甲状腺機能の異常を確認し、食事のタイミングや水分摂取など生活習慣を見直すことが勧められます。

