変わらない味と、また来たくなる夜

厨房に立つのは、ご夫婦ふたり。無駄のない動きで、黙々と、まっすぐに鍋と向き合っている。
「出汁は毎日、少しずつ違うんです」そう語る声には、静かな自信と、積み重ねてきた時間の重みがにじんでいた。
変わらない味は、繰り返しじゃなくて、丁寧な積み重ねの先にあるのかもしれない。

「ごちそうさま」と店を出ると、商店街のネオンがすこしまぶしくて、夜風が気持ちよかった。見上げた白い看板には、変わらず「うどんすき」の文字。
今日の夜に、また一つ、好きな風景が増えたような気がした。
ライター紹介
SEKAI HOTEL Deep Osaka Experience(SEKAI HOTEL 大阪布施)
東大阪・布施商店街の空きテナントを客室にリノベーションし、近隣の飲食店や銭湯での”日常”を旅の一部として楽しむ「まちごとホテル」。観光地では味わえない、まちの日常の魅力を発信しています。
公式HP:https://www.sekaihotel.jp/area/fuse
Instagram:https://www.instagram.com/sekaihotel
