見どころ③良質な浮世絵コレクションの来日
肉筆画のイメージが強い暁斎ですが、浮世絵の制作にも数多く携わっていました。浮世絵にも進出したことで、狩野派の枠を飛び出し絵師として大きく成長できたため、重要なキャリアのひとつです。
浮世絵の制作を通じて、暁斎は安定を逸脱した大胆な表現方法を習得しました。また、狩野派は神話や歴史、 吉祥画や禅画など、既存の伝統的画題を扱いますが、浮世絵は「現在」に注目。政治的動乱の時代を生き抜いた暁斎の制作姿勢にも影響したと見られます。
そして、摺が早く、非常に保存状態のよい版画作品を多数蒐集しているのが、ゴールドマン・コレクションです。なかには、1点しか存在が確認されていないものなど希少な作品も。本展では暁斎の浮世絵のなかでも最上級の品質の作品を見ることができます。
展覧会情報

ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界
会期:2026年4月22日(水)~6月21日(日)
※会期中展示替えあり
会場:サントリー美術館
開館時間:10:00~18:00(金曜日は10:00~20:00)
※5月2日(土)~5日(火・祝)、6月20日(土)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日
※5月5日は20時まで開館
展覧会サイト:ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界
●巡回予定
神戸市立博物館(2026年7月11日~9月23日)
静岡県内(2026年10月10日~12月6日 ※予定)
