「ロコモ」になりやすい人の特徴とは? 7つのチェックリスト・予防法も医師が解説!

「ロコモ」になりやすい人の特徴とは? 7つのチェックリスト・予防法も医師が解説!

ロコモの治療法・サポートについて

ロコモの治療法・サポートについて

編集部

「ロコモかも?」と思って整形外科を受診した場合、どのような検査をするのですか?

角田先生

まずは問診と視診・触診、前述したロコモチェックなどをおこないます。また、立ち上がりのテストやステップのテストなどの身体機能評価をおこなうこともあります。ロコモは、こうした検査を組み合わせて総合的に判断されます。

編集部

ロコモと診断された場合、治療法はありますか?

角田先生

運動療法が治療の基本となりますが、関節の炎症や痛み、骨粗しょう症などがある場合は、薬物療法や注射治療を併用することもあります。

編集部

運動療法は、どのようにするのですか?

角田先生

理学療法士とともに、筋力トレーニングやストレッチ、バランス訓練などをおこないます。ロコモのために開発された「ロコトレ(ロコモーショントレーニング)」と呼ばれているスクワットと片足立ちの2種類の運動の継続が効果的です。個々のロコモのレベルに応じて内容は調整されます。

編集部

医療機関を選ぶ際のポイントを教えてください。

角田先生

すでにかかりつけの整形外科がある場合は、相談してみてはいかがでしょうか。もし、新たに探すのであれば「ロコモアドバイスドクター」が在籍している医療機関を選ぶのがおすすめです。ロコモアドバイスドクターは、ロコモティブシンドロームに関する正しい知識の普及と予防意識の啓発を目的に活動している、日本整形外科学会所属の整形外科専門医です。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

角田先生

ロコモは突然発症するものではなく、気づかないうちに進行していきます。高齢者はもちろんのこと、若い人でも発症することがあります。しかし一方で、早期に発見して適切な対応を取ることで、発症や進行を防ぐことができる疾患です。少しでも気になる点があれば、早めにロコモアドバイスドクターのいる医療機関に相談してみてはいかがでしょうか。

編集部まとめ

ロコモは、高齢者だけでなく、若い世代にも無関係ではありません。早めの気づきと対策が、将来の介護リスクを下げるカギとなります。気になる症状がある人は、ロコモアドバイスドクターが在籍している整形外科での相談を検討してみてはいかがでしょうか。

配信元: Medical DOC

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