厚生労働省の発表によると、インフルエンザ患者数は1月19日から25日までの期間が6万3326人、続く1月26日から2月1日までの期間が11万4291人と、1週間で約2倍に急増し、感染が急速に拡大しています。この内容について吉野医師に話を聞きました。

監修医師:
吉野 友祐(医師)
広島大学医学部卒業。現在は帝京大学医学部附属病院感染症内科所属。専門は内科・感染症。日本感染症学会感染症専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本医師会認定産業医。帝京大学医学部微生物学講座教授。
・厚生労働省が発表した内容とは?
編集部
厚生労働省が発表した内容について教えてください。
吉野先生
厚生労働省の感染症発生動向調査(定点サーベイランス)によりますと、令和8年第4週(1月19日〜25日)の定点医療機関からのインフルエンザ報告数は6万3326人(定点当たり16.64人)でした。続く第5週(1月26日〜2月1日)では11万4291人(定点当たり30.03人)となりました。これは前週のおよそ2倍に増加したことを示しており、定点当たりの数値も約1.8倍に上昇していることから、インフルエンザの感染が急速に拡大していることがわかります。
今後のインフルエンザ流行予測
編集部
今後のインフルエンザの流行について教えてください。
吉野先生
日本では季節性インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行しますが、新型コロナウイルス感染症の流行以降、世界各国で従来とは異なる時期に流行が始まるという報告が見られています。日本でも令和6年には例年より早く本格的な流行が発生し、12月に流行のピークを迎えました。このように、従来の流行パターンとは異なる動きが見られるようになっています。そのため、従来の流行シーズンだけでなく、それ以外の時期においても感染予防を心がけることが重要です。換気・マスク(混雑/近距離)・手指衛生・せきエチケット・体調不良時の外出回避などの基本的な感染対策を日頃から実践し、体調管理にも十分注意して、インフルエンザの感染予防に努めましょう。

