そこで今回は暮らしスタイリストとして料理を始め家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに、勘違いしていることが多い家事について聞いてみました。
間違い家事1:カビ汚れをゴシゴシこする
お風呂場のタイルの目地やパッキン、洗面器といった水まわりによく発生するカビ。長く放置すると、黒ずんでしまい、軽く拭いただけでは落ちなくなります。頑固な汚れなので、ついブラシなどでゴシゴシこすってしまいがちですが、これはNG。壁の目地やパッキン、プラスチックなどを硬いブラシなどで強くこすると、そこに傷がつき、カビがより深く入り込み、さらに繁殖しやすくなってしまいます。スポンジなどの柔らかい素材で拭いても落ちないときには、塩素系のカビ取り剤をしっかりと吹きつけ、10分以上放置します。このときにラップなどを上からかぶせて成分を浸透させると、より効果的。時間が経ったら、シャワーなどで洗い流します。
カビ取り剤を流すときにもブラシでゴシゴシはしないこと。長く放置したカビ汚れは、カビ自体は死んでも、黒ずんで残ることがあります。それ以上はいくらこすっても落ちません。目地修正ペンなどを使って、汚れを隠しておきましょう。
間違い家事2:布団を干すときにたたく
布団を天日干ししながら、パンパンと音を立ててたたいている光景を見たことがあるかもしれませんが、これもやってはいけない家事のひとつです。布団をたたくとホコリが舞うので、汚れが落ちていると勘違いをするかもしれません。でも実は、たたいた衝撃で布団の繊維が飛び散っているだけということも。いくら強く叩いても奥のホコリやダニは落とせないばかりか、かえって布団を傷めてしまいます。布団を干すときには力強くたたくのではなく、表面をはらう程度でOK。これで十分布団のホコリやゴミは落とせます。
なお、天日干しをしてもふとんの中のダニを完全に死滅させることはできません。ただし、ダニが好む湿気、皮脂や髪の毛といったゴミを減らせるので、定期的に干しましょう。干したあとに布団全体に掃除機をかけておくと、ダニやそのフン、死骸といったアレルゲンとなるものも減らすことができます。

