
3月21日(土)~4月5日(日)の16日間、「第41回ふくい桜まつり(以下、ふくい桜まつり)」が開催される。足羽川(あすわがわ)桜並木が、日本最大級のスケールを誇る全長2.2kmの桜のトンネルとなるほか、幻想的なライトアップや福井グルメが楽しめるイベントだ。
頭上を覆い尽くす2.2kmの桜のトンネル
「ふくい桜まつり」のメイン会場となる足羽川桜並木は、「日本さくら名所100選」にも選ばれた桜の名所である。川沿いに約600本ものソメイヨシノが連なり、満開時には全長2.2kmにわたって視界を埋め尽くす圧倒的なピンク色の回廊へと変貌する。
他県の桜名所と異なるのは、その圧倒的な「長さ」と「密度」だ。満開の時期には「空が見えないほどのピンク色の天井」が出現する。歩けども歩けども桜に包まれるその光景は、まるでピンク色の雲海の中を散歩しているような浮遊感だという。
ふくい桜まつりの見どころ
今年の「ふくい桜まつり」は、桜並木だけでなく、夜の演出や食、歴史との共演など、多彩な魅力が用意されている。

夜になると、昼間とは異なる幻想的な世界が広がる。足羽川の桜並木だけでなく、足羽神社、福井城址、福井駅前、一乗谷朝倉氏遺跡までもがライトアップされ、街全体が春の訪れを祝福する。ぼんぼりの温かな灯りに照らされた夜桜が川面に映り込む様子は、日本の原風景を感じさせる美しさだ。また、今年は約250基の桜色ランタンが打ちあがる「ランタンナイト」も開催され、幻想的な夜を彩る。

美しい桜とともに楽しみたいのが、福井の食文化である。大根おろしの辛みが効いた冷たい「越前おろしそば」や、薄めのカツを特製ソースにくぐらせた福井のソウルフード「ソースカツ丼」が味わえる。また、香ばしく焼いた鯖を生姜や大葉で押し寿司にした「焼き鯖寿司」は、冷めても旨味が増すため、桜の下でのお花見弁当にもおすすめだ。

歴史薫るスポットにも注目したい。北陸新幹線の延伸により、首都圏からのアクセスは劇的に向上した。福井駅から徒歩でも行ける足羽川の桜並木に加え、少し足を伸ばせば戦国時代の栄華をそのまま残す「一乗谷朝倉氏遺跡」の糸桜も見頃を迎える。「圧倒的な桜の風景」と「戦国の歴史ロマン」、異なる2つの春の情景を楽しめるのも福井ならではの魅力だ。
