まだ20代のころ、大学時代の友人・Aさんの結婚式に、生まれて初めて参列したときのことです。華やかな雰囲気に包まれた式場で、まさか自分があのような苦い思いをするとは思いも寄りませんでした。
突然振られた祝辞
席に着いてまもなく、司会者から突然「祝辞をお願いします」と声をかけられました。まったく予想していなかった出来事に、頭が真っ白になりました。
何の準備もないまま、どんな言葉を選べばいいのか必死に考えながら、胸の高鳴りを抑えつつ自分の番を待っていました。
場の空気を読めなかったひと言
それまでのスピーチでは、Aさんの人柄を褒める言葉が続いていました。私も同じ話を繰り返すより、少し違う切り口で話そうと思い、しっかり者で頼りになる性格を強調しました。
その流れで、つい冗談めかして「かかあ天下になるのでは」とひと言付け加えてしまったのです。

