
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は2025年8月にWEBザテレビジョンで配信した「マンガ部」の記事の中から、大反響を巻き起こした漫画TOP5を紹介する。
※サイト上での閲覧数からランキングを算出
■第5位『疫神』

第5位は、web漫画サイト「アサコミ」に連載中の『ある設計士の忌録 (作・鯛夢)』から『疫神』。このシリーズは「ほんとにあった怖い話」で実写化、7月22日には第8巻が発売された話題作だ。
朝日新聞出版のコミックレーベル「コミックZOTTO」の公式アカウントから本作がX(旧Twitter)に投稿されたところ、3千件近くの「いいね」と共に、「因縁ホラー系は好物」「マジでヤバイ」「ドラマ化してほしい」など多くの声が寄せられた。
<あらすじ>
工務店を営む“私”は、不思議な力を持つ設計士の“先生”と共に、地方の仕事現場を訪れていた。ある日突然、毎日通っていた神社から、禍々しい気配を感じるようになる。
先生によれば、神社に封印されていた“何か”が何らかの原因で解き放たれたという。本殿に入ると、ご神体が破壊され、床に散乱していた。
そのご神体は、かつて村を飢饉と疱瘡で襲った「疱瘡神」を封じたものだった。ご神体を壊した若者たちは病院へ運ばれ、全身を疱瘡に侵され意識も戻っていない。邪悪な気を放つ疱瘡神を再び封印するため、先生は強力な助っ人を呼ぶ。
■第4位『化けそうな人の特徴まとめ』

第4位は、夏目にーにさんがX(旧Twitter)に投稿した『化けそうな人の特徴まとめ』。絵にストイックに頑張る美大生の女の子をはじめ、化けそうな子や伸びそうな子の特徴が描かれている。
5月6日にX(旧Twitter)へ本作が投稿されたところ大きな反響を呼び、多くの「いいね」が集まった。ネット上では「いやーこれは刺さる」といった自らの学生生活に重ね合わせた声や、「この子の将来が楽しみ」といった描かれた女の子に魅了された声が多く寄せられた。
<あらすじ>
高校で美術を教えている作者のもとに、かつての教え子が久しぶりに訪ねてきた。彼女は今、美術大学の2年生になっている。
何気なく「大学生なんだから…飲み会とかよくやるでしょ?」と聞くと、彼女は飲み会には行かないと話す。理由は、時間とお金がもったいないから。
まわりの大学生が飲み会やギャンブルに時間を使う中、彼女はその時間をすべて絵に注いでいるのだ。朝から夜まで学校で制作に打ち込み、週に2回はアルバイトもしている。
そんな忙しい毎日でも、彼女は楽しそうで、とても充実しているようだった。これからどんなアーティストになるのか、期待と同時に恐ろしささえ感じる。本作の中では、作者が出会った成長が早い生徒をもとに、「成長が早い人の共通点」を複数紹介している。
■第3位『退職代行代行退職』

第3位は、せぶこ向坂さんの『退職代行代行退職』。退職したい従業員に代わって、退職の意思表示や退職手続きを会社に代行する退職代行サービスを取り上げた作品だ。
せぶこ向坂さんが7月13日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、8,000件を超える「いいね」と共に、「退職代行に勤めてる人は一度は考えたことはありそう」「やっぱ社員割とかあるのかな」「使えるものは自社でも使うw」など、多くの反響が寄せられた。
<あらすじ>
ある日、退職代行の会社にサービスの利用を希望し、電話する女性がいた。対応した担当の男性社員は「どのようなお仕事で?」と質問。するとその女性は「退職代行業」だと言う。
直接言いにくいのも理解できるが…と電話を切る男性。しかし電話をかけてきたのは驚きの人物だった。
■第2位『隣のよしみ』

第2位は、柏木大樹さんの『隣のよしみ』。現代社会で希薄になった人と人との繋がりを描き、多くの人の心に響く物語が話題を呼んだ。
柏木大樹さんが7月24日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3.4万件を超える「いいね」と共に、「こういう人間になれるように頑張りたいです」「心が温まりました ありがとう」「思わず涙がポロロ」など、多くの声が寄せられた。
<あらすじ>
6人目を妊娠中のある母親の隣に、宮田という夫婦が引っ越してきた。「隣のよしみですから」と言って、お腹の子に服をプレゼントしてくれたり、時には上の5人の子どもたちの面倒を見てくれたりと、何かと気にかけてくれた。
最初は「どうして他人の宮田夫婦がここまでしてくれるのだろう?」と不思議に思っていた母親だったが、その親切のおかげで、少しずつ心に余裕が生まれていく。宮田がここまで隣の家族を気に掛けるのは、ある理由があった。
■第1位『んば!』

堂々の第1位は、ビッグコミックオリジナルで連載中の『んば!(作・熱焼江うお)』の第1話。本作はテレビプロデューサー・佐久間宣行氏がコメントを寄せたことでも注目されている。
2025年5月1日に『んば!」の公式アカウントから本作が(旧Twitter)に投稿されたところ、8,000件近くの「いいね」と共に、「不気味さがクセになる」「気持ち悪い、いい意味で」「どういう思考回路だとこんな漫画描けるんだ」など、多くの反響コメントが寄せられた。
なお、8月29日には待望の第2巻が発売された。新刊の帯には芸人「春とヒコーキ」のぐんぴぃさんが「奇奇怪怪!これは読まなきゃダメですよ 漫画の革命でしょ!」とコメントを寄せている。
<あらすじ>
主人公・百田は、関東近郊の小さな警備会社に勤める24歳。法律や社内規則、一般常識といった「正しいとされていること」に隷属して生きる、善良で空虚な若者だ。
ある日、慣れ親しんだ交通誘導の現場を終えた百田に、社長から一本の電話がかかってくる。「明日から別の現場に行ってくれ」。そう告げられた新たな任務は、田畑の広がる田舎にある牧場での害獣警備だった。
豚を狙って現れる害獣が現れたら棒で殴れと言い渡される作業員たち。だが、現場に赴いた百田が目にした“害獣”は、彼の常識を大きく逸脱する存在だった。

