わが子の寝顔に安堵する
それから数か月。 美代子さんが玄関に出てくることは激減しました。
たまに会っても「こんにちは」と、あいさつを交わすだけ。寂しそうな顔をすることもありますが、彼女は彼女で、自分の生活を見つめ直しているようです。
(ごめんね、美代子さん。でも、これで良かったんだ)
私は心の中でつぶやきました。
今、私のウデの中で、りんは安心して眠っています。
誰にもじゃまされない、静かな家族の時間…。私たちは、自分たちの手で、この平穏を取り戻したのです。
「ありがとう、信也くん」
トナリで、一緒にりんの寝顔を見ていた夫にほほえむと、彼は「当然だよ」と、たのもしく笑い返してくれました。
あとがき:自分たちの手で守った「聖域」
これまでのモヤモヤを一掃する、見事な結末でした!
「警察」や「世間体」という、自治会長である美代子の急所を突いた信也の戦略は、痛快なものでした。
また、相手を完全に排除するのではなく「程よい距離」を提示したことで、この先も住み続けるための、現実的な着地点を見出しています。
他人の干渉をはねのけ、自分たちの育児に自信を取り戻した聡子…。おだやかな生活が戻って、本当によかったですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

