スキルス胃がんが早期発見できない理由
スキルス胃がんは、ほかの胃がんとは異なり、壁内を這うように広がります。また、がん細胞が塊を作らず、通常の胃がんに見られるような粘膜の凹凸が不明瞭です。そのため、胃の粘膜にわかりやすい変化が現れず、内視鏡検査でも早期に見つけるのが難しいとされています。
さらに、スキルス胃がんは進行が速いため、症状が出る頃にはすでにリンパ節や腹膜に転移している傾向にあります。これにより、発見時には根治的な手術が困難で、治療成績も著しく悪化します。
スキルス胃がんの5年生存率は約7%未満と低く、その早期発見の難しさが原因とされています。
スキルス胃がんについてよくある質問
ここではスキルス胃がんについてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
スキルス胃がんは完治しますか?
本多 洋介 医師
スキルス胃がんの完治は難しいとされています。通常の胃がんの5年生存率は約60〜70%ですが、スキルス胃がんの5年生存率は10%程度に過ぎません。スキルス胃がんは進行が速く、発見時にはすでに腹膜播種やリンパ節転移が進行していることが少なくないため、手術による治癒が困難です。
早期に発見され、腹膜播種やリンパ節転移がない場合は、手術によって完治する可能性もありますが、その確率は低いとされています。
スキルス胃がんに家系は関係しますか?
本多 洋介 医師
スキルス胃がんは、遺伝子の変異が関与している可能性が考えられており、遺伝的な要因は無視できません。このため、家族歴がある人は定期的な検診を受けることが推奨されます。早期発見と適切な対策が、リスク軽減につながります。

