一度目の不倫からたった2か月…
それどころか、2か月前、逆ギレした智也は、しんじられない言葉をはき捨てた。
「もういいよ! 春香だって、最近は子どものことばっかりで、僕のことなんて見ていなかったじゃないか! 彼女は、僕を必要としてくれているんだ!」
そう言って彼は、家を飛び出した。
なんと、不倫相手の女の実家近くにアパートを借り、身重の私をおき去りにして、強制的に別居を始めたのである。
まさに「かけおち」同然の暴走だった。
窓の外を見つめながら、私は静かに…しかし、確実な復讐のプランをねりはじめた。
智也は今、女とあたらしい生活を始めてうかれているのだろう。
だが、その生活は、私への「違反金」という借金の上に成り立っている、「砂上の楼閣」に過ぎない。
「地獄へ落ちる準備はいい? 最高の誕生日プレゼントを用意してあげるから」
明後日、その場所で何が起きるのか…。
想像するだけで、おなかの底から、じわじわと熱い何かがわき上がってくるのを感じた。
あとがき:愛が「猛毒」に変わる時
妊娠中、一番、信頼していた夫からうらぎられる…。その絶望感は計り知れません。
しかし、春香は、ただの「被害者」で終わることを、拒絶しました。涙をぬぐい、淡々と証拠を集める彼女の姿には、母としての強さと、「うらぎりには相応の対価を」という、冷徹な覚悟が宿っています。
智也が夢見ている「偽りの楽園」が、春香の手でどう崩されていくのか…。復讐劇が静かに幕をあけるプロローグに、思わず引き込まれてしまいます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

