因州和紙で作る華

一歩足を踏み入れるとお花の世界が一面に広がっています。123点の作品が”咲いて”います。先生の前田さんをはじめ、3名で作り上げたそうです。
いつもと違うお花の温かみを感じるのは和紙のぬくもりのおかげかもしれません。

まるで本物のお花のような美しさですよね。花びらの外側がフワフワとしているのが分かりますか?
先生は「和紙の先端にイノチがある。」と感じていて、繊維を活かすためにハサミは使わずに作ります。

私も花びらづくりを体験しました。水筆で型を縁取って和紙を柔らかくし、手でちぎります。均一の太さで書かないとちぎったときに違う形ができてしまいます。
この花びらを2枚重ねて1つの花びらが完成します。同じ形をつくることがどれほど難しい作業かということを体感しました。
おすすめの展示の楽しみ方
私(しばちゃん)のおすすめの展示会の楽しみ方を3つご紹介します!
①作品に隠れている遊び心を探す

私はお花の茎に止まっているトンボを発見しました。ふわっと優しく、鮮やかな色合いのお花に寄ってきたのでしょうか。自然界の楽しげな雰囲気が表れています。
他にも”見つけると幸運が訪れる”と言われている四葉のクローバーがどこかに隠れているかも・・・?
②表現された世界観に浸る

空間づくりにこだわりが詰まっています。前田先生がご自身で考えた詩が写真とともに飾られています。
「幸せになれと椿は地に還る」
椿のお花が繋ごうとしている次のイノチは、端くれの和紙に吹き込まれた新しいイノチである”和紙のお花”と重なるように私は感じました。
壁に飾られた詩を想像し、香りづけされた和紙のお花を楽しんで、表現された世界にゆったりと身を委ねてみてください。
③展示方法に注目する

花瓶が置かれているこの畳の縁は格式が最も高いものです。控えめなお花と華やかな畳の縁が互いの良さを引き立てています。

展示の仕方を含めて一つの作品になっているようです。ぜひ花瓶の色や形、花瓶が置かれている台などにも注目して楽しんでみてください。

