黒人女性初の快挙を達成! それでも……
若いころからビューティーコンテストの常連で、最初のアフリカ系アメリカ人としてミス・ワールドにも出場した経験を持つハル。けれども、高校時代のプロムクイーン投票(ダンスパーティで行われる人気投票)では、学校側が「黒人女性」の勝利を望まなかったことで、結果を操作されそうになったという。『ザ・カット』誌とのインタビューでこの事実を明かした彼女は、当時投票で勝利したにもかかわらず、白人学生との「コイン投げ」で勝者を決めるよう強要されたことを告白。「ブラックガールの私は、彼らが望むクイーン像の象徴ではなかった」と振り返った。
ハルはまた、2001年の映画『チョコレート』での熱演が高く評価され、黒人女性として史上初めてアカデミー賞主演女優賞を受賞。これを「この上なく誇りに思う」としながらも、こんな葛藤も吐露した。
「あの賞によって、必ずしも私のキャリアが軌道にのったわけではない」
「翌朝も私は変わらず黒人だった。監督たちはまだ『この役に黒人女性を起用したら、物語全体にどんな意味が生まれる? 黒人男性もキャスティングしなきゃいけないのか? それだと黒人映画になってしまい、海外で売れない』と言っていた」
間もなく還暦なのに若返ってる?! その美しさの秘訣は
この投稿をInstagramで見る
その類まれな才能と美貌で、数々のチャンスと成功をつかんできたハル。けれども、「誰も私のある側面については理解していない」と打ち明け、こう語っている。
「私は生涯を通して闘い続けてきた。本当の自分を認められるために、そしてアーティストとしてちゃんと受け止めてもらうために、美の偏見と闘ってきた」
実は、彼女には闘い続けてきたものが他にもある。19歳のときに糖尿病と診断されたのだ。それ以降、砂糖抜きの生活を心がけているほか、炭水化物や加工品を避けて良質な脂質を摂取するケトン体ダイエットを実践。さらにアスリート並みのワークアウトを実践していることでも知られている。
「奇跡の50代」「年齢不詳の若々しさ」「どんどん若返っている」などと絶賛されている彼女の健康的な美しさは、自身の体質に合わせた食事とワークアウトが秘訣になっているようだ。
これまでに45本の長編映画に出演し、日米同時公開(2月13日)の新作『クライム101』でもヒロイン役を演じている。黒人俳優として、1人の女性として様々なハードルに向き合い、乗り越えてきた今、力強くこう語る。
「黒人女性として、もうすぐ60歳になる今も映画界で働き、好きなことを続けられている。私は勝っている」
ハルは今年8月に60歳の誕生日を迎える。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

