
婚活では金銭感覚が重要に
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お見合いの後、仮交際に入り、何度かデートを重ねた末に届く「交際終了」の連絡。その理由として、最も多く挙げられるのが「金銭感覚の違い」です。
「恋愛と結婚は違う」とよくいわれます。恋愛は、お互いに好きだから楽しい時間を重ねていくのですが、結婚は、日々の暮らしを何十年も共に営む生活です。現実として、住居費や食費、子どもの教育費、老後資金などにお金がかかっていきます。お金の話は避けて通れないからこそ、多くの人が「金銭感覚が合わない相手とは結婚できない」と判断するのです。
結婚相談所を運営し、日々婚活の現場に立つ筆者とともに、お付き合いする相手との“金銭感覚の違いに”ついて考えていきましょう。
婚活は「金銭感覚の違い」の見極めが早い
自然な出会いであれば、友人や同僚として関係を深める中で、相手の生活感や価値観を、時間をかけて少しずつ知っていきます。金銭感覚に違いを感じたとしても、必ずしも即座に、「この人とは、合わない」と結論付けることはしません。
「この人は、ここにはお金をかける一方で、別の部分ではしっかり節度を保っている。全体として見れば、無駄に散財するタイプではない」と、少し距離を置いて捉えることもできます。
ところが、婚活での出会いは最初から“結婚が前提”です。1時間ほどのお見合い、その後、仮交際に進み数回のデートの中で、人柄だけでなく、住む場所や家賃、共働きの考え方など、将来の生活設計まで判断しなければなりません。
まだ関係性が十分に育っていない段階で、「将来を共にできるかどうか」という厳しい目でお互いを見るのです。
ここに、婚活特有の難しさがあり、最初に気になるのが、相手の金銭感覚なのです。
みきやさん(38歳、仮名)は、メーカー勤務で年収は約600万円。婚活を始めて1年になります。仕事は安定しており、「これまで結婚に縁がなかったのは、異性との出会いがなかっただけ。良い出会いさえあれば結婚できる」と考えて活動を始めました。
しかし、現実は想像以上に厳しいものでした。
お見合いから仮交際に進んでも、1~2回、多くても4~5回会ったところで「交際終了」の連絡が届くことが続きます。
「自分の何がいけないのだろう」
そう自問する日々の中で、よしこさん(35歳、仮名)との仮交際がスタートしました。
会話のテンポが合い、無理に話題を探さなくても自然に時間が過ぎていったといいます。みきやさんは、「ようやく自分を知ってもらえる相手に出会えた気がします」と話していました。
ところが、6回目のデートを終えた直後、よしこさんから交際終了の連絡が入ります。その理由が、「金銭感覚や生活感覚の違い」でした。
住まいの話に表れた金銭感覚のズレ
よしこさんは、「金銭感覚や生活感覚の違い」を、みきやさんのどこに感じたのでしょうか。
それは、この6回目のデートにあったようです。話題は「結婚後、どんな場所に住みたいか」という、極めて現実的な話になった時のことでした。
みきやさんは、自分の考えをこう伝えました。
「家賃は家計の中でも大きな支出になりますよね。最初は、家賃7~8万円台の郊外の賃貸住宅で十分だと思います。僕の会社では、家賃を低く抑えるために世帯持ちの同僚たちが通勤に1時間半、2時間弱かけていますよ」
その言葉を聞いたよしこさんは、すかさず反論しました。
「毎日往復3時間から4時間の通勤は、男性は良いかもしれないけど、女性には厳しいですよ。将来、子どもができたら育児の負担はどうしても母親にかかってきますよね。通勤は1時間以内でないと」
そこで、みきやさんは現実的な数字を口にしました。
「でも都内に借りたら、2LDKで家賃12万円くらいかかりますよね」
それを聞いたよしこさんは、涼しい顔で言います。
「共働きなのだから、そのくらいは負担できるでしょう」
現在、みきやさんは家賃5万5000円のアパートで暮らしていました。
「僕は、収入に見合った生活を大切にしたいです。12万円を家賃として払うことは、受け入れがたい金額だなぁ」
このデートの翌日、よしこさんの相談室から「交際終了」の連絡が入りました。
それを知ったみきやさんの胸には、「せっかく良い関係が築けていたのに」という残念な思いと同時に、「あまりにも金銭感覚が違い過ぎて、これ以上はついていけない」という、どこか諦めにも似た気持ちが入り混じっていました。
