タウリンを摂りすぎると現れる副作用

糖分の過剰摂取
タウリンそのものには、副作用はありませんが、栄養ドリンクに含まれている場合には、注意が必要です。栄養ドリンクに、カフェインや糖分が含まれている場合、それらを過剰摂取すると、副作用が現れる場合があります。なるべく食事から補うようにすることで、糖分の過剰摂取を防ぐことができます。
かゆみ・熱感
タウリンを含むエナジードリンクの過剰摂取により、かゆみや局所の熱感、不快感を伴う多形紅斑が生じたとする報告があります。ただし、これらの症状がタウリン単独によるものかは明確ではなく、カフェインやその他の添加成分など、エナジードリンク全体の成分による複合的な影響である可能性も指摘されています。体質によって反応には個人差があるため、サプリメントや栄養ドリンクを利用する際は用量を守って摂取することが大切です。
魚介類アレルギー
タウリンはイカやタコ、カキなどの魚介類に多く含まれていますが、アレルギーの主な原因は魚介類に含まれるたんぱく質であり、タウリンそのものがアレルゲンとなる可能性は低いとされています。ただし、サプリメントや健康食品に使用されるタウリンが魚介由来の場合、製造過程でたんぱく質などのアレルゲンが残存している可能性がゼロとは言えません。魚介アレルギーのある方は、原材料や製造元の表示を確認し、必要に応じて医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
タウリンが不足するとどうなる?

コレステロール代謝低下
コレステロールは、体内で性ホルモンの材料、また、その分解産物の胆汁酸は脂肪の消化吸収に重要な役割を果たしています。
タウリンは胆汁酸の分泌を促進するため、不足すると代謝の低下をきたします。
心筋症・腎機能障害
タウリンには抗酸化作用があるとされており、体内で活性酸素の過剰産生を抑える役割があると考えられています。一部の動物実験では、タウリンの欠乏により心筋や腎機能に障害が生じたという報告もありますが、ヒトにおいて同様の因果関係が明確に確認されているわけではありません。現在のところ、タウリン不足と心筋症・腎機能障害との関連については、可能性が指摘されている段階です。
発育不全
タウリンが枯渇した状態で生育されたマウスは、ミトコンドリアの欠乏、心筋及び骨格筋の発達不全、血管内皮厚の減少、心筋の萎縮などの症状が見られました。
網膜神経へのダメージ
タウリンは眼球、とくに網膜に高濃度で存在しており、視覚機能の維持に関与していると考えられています。動物実験では、タウリンの欠乏により網膜の変性や視力低下が見られたという報告があります。ただし、ヒトでは通常の食生活でタウリンが欠乏することはまれであり、明確な欠乏症との関連は十分に解明されていません。今後の研究が待たれる分野です。

