静かな問いかけで一変した空気
私は感情的にならないよう気持ちを整え、「では、その難しい計算を、今ここで説明していただけますか?」と静かに返しました。するとAさんは、急に言葉に詰まり、手元の資料を慌ただしくめくり始めました。
「あ、いや……その……」。説明は出てこず、計算方法を十分に理解していない様子が、周囲にも伝わっていきました。役員の中には、思わず笑いをこらえきれない人もいました。
私は続けて、「理解できるかどうかは、学歴ではなく、内容をきちんと把握しているかどうかだと思います」とだけ伝えました。すると場の空気が和らぎ、自然と私の発言に賛同する声が広がりました。
まとめ
その後、Aさんは顔を赤くしたまま黙り込み、それ以降、私に対して学歴を持ち出すことはなくなりました。あの瞬間、長くたまっていたモヤモヤがすっと晴れ、自分の言葉で状況が変わったことに小さな自信が芽生えました。地域の活動を通して、人の評価は肩書きではなく、日々の関わり方や姿勢の積み重ねで決まるのだと、改めて実感した出来事です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山内すみれ/60代女性・パート
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
著者/シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!

