心強い味方ができた
その日を境に、私には心強い味方がついた。
私の実母と、そして、義母である。 義母は、智也のあまりの身勝手さに愛想を尽かしていた。
「春香さん…あんな子は、もううちの息子じゃありません。あなたが、これから歩む道に、私ができる限りの協力をさせて。孫のためにも、あの子にはきっちり落とし前をつけさせなきゃ」
義母はそう言って、私の手をにぎりしめてくれた。そして、実母もまた、私の強い味方だった。
「春香、あなたの気持ちはよくわかったわ。これ以上、あの男になめられたままじゃいられないわね。つらいときは、いつでもたよりなさい。おなかの子のためにもね」
探偵からの最新の情報によれば、智也は明後日、女の誕生日を祝うために、都内の"超高級フレンチ"の予約を入れたらしい。一人数万円はする…今の私たち夫婦の家計からは、考えられない贅沢なディナーだ。
「私への生活費はしぶるくせに…。女の誕生日には高級フレンチ……いい度胸ね」
私は義母に連絡を入れた。
「お義母さん、準備はいいですか? 明後日、例のレストランで合流しましょう」
智也は知らない。
そのディナーの席に、自分が捨てた妻と、自分を見限った2人の母親がそろって現れることを。
そして、その日が彼にとって「社会的な死」の始まりになることを。
おなかの中の赤ちゃんが、ポコりと動いた。まるで「がんばって」と応援してくれているかのように。
私は鏡に向かって、最高に冷ややかな笑みをうかべた。
あとがき:血のつながりを超えた「女の団結」
不倫物語において、義母が味方になってくれる展開ほど、心強いものはありません。
実の子であっても、「人としてゆるせない」と断じる義母のいさぎよさが、春香の傷ついた心を救ってくれました。最強の「母チーム」がそろい、いよいよ復讐の舞台は整いましたね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

