弘中綾香さん「頼もしさに何度もキュンとしました」産後ボロボロだったときに救ってくれた場所とは?

2022年に結婚、翌年12月に第一子出産を公表したアナウンサーの弘中綾香さん。今年の1月にはエッセイ『たぶん、ターニングポイント』(朝日新聞出版)を上梓しました。産後、弘中さんが何度もお世話になり「大好き」と語る場所は?全4回のインタビュー第3回。

プロの力を借りて授乳期を乗り切った

――エッセイでは、授乳期のたいへんさが臨場感たっぷりに描かれとても印象的でした。復帰後も授乳が続いていたかと思います。

弘中綾香さん(以下、弘中) そうですね。生後半年くらいまで授乳していたので、仕事とかぶっていた時期もあります。間隔が空くと、胸が張ったり熱っぽくなることがありました。助産師さんに定期的に見てもらっていたことで乳腺炎などのトラブルを未然に防げて、本当によかったです。

――事前に、助産師さんに見てもらう手はずを整えていたんですよね。

弘中 助産師さんはベビーシッターマッチングサイトで探しました。「0歳児だから助産師の資格がある方が安心だな」と条件に設定して、母乳マッサージのケアができるとプロフィールに書かれている方を選んでいました。あとは、行政のウェブサイトをくまなくチェックして、区の補助を使って助産院にも通いましたね。

「寝られる!」至れり尽くせりの産後ケア施設

――産後ケア施設を“産後の家出先”として「生後4カ月までに4カ所、計5回利用した」とエッセイで書かれていましたね。産後ケアの必要性と素晴らしさが伝わりました。

弘中 至れり尽くせりでしたね。プロならではの安心感がすごかったです。私は里帰り出産をしていないのでわかりませんが、経験者の友達から聞くと、自分の母親がよかれと思ってやったことが、私たち世代にとっては「アップデートされていない」と目につき、ぶつかってしまうことがあったそうで。お互い育児で疲れているし、仕方ないですよね。
その点、産後ケア施設は育児とママのケアに特化したプロ集団が24時間スタンバイしてくれていて。夜中だろうがアドバイスをいつでも貰えるので、本当に心強かったです。
赤ちゃんのケアはもちろんですが、不安と心配で胸がいっぱいの母親へのケアが素晴らしくて。皆さんからの優しい言葉に何度泣かされたことか(笑)。あの時の励ましで今も頑張っています。感謝してもしきれません。

――初めての育児は、少しの変化でも「大丈夫!?」と不安に襲われますもんね。

弘中 特に新生児期は「い、生きてますこれ……?」みたいな感じだから、神経が過敏になってまったく寝られない時期がありました。それが、プロに預けると「うわーー! すっげー寝られる!」。母親と赤ちゃんは10mも離れていない別室ですが、それだけでプレッシャーから解放されて初めてよく寝ることができました。

――自宅で夫に子どもを見てもらうのとは違いますか?

弘中 夫が「夜、見ているから寝ていていいよ」と言ってくれても、夫も育児初心者だから結局不安になって一緒に起きちゃうことに。その点、産後ケア施設は安心して寝られました。

――さまざまな施設を利用していますが、なぜでしょう。

弘中 それぞれ施設のタイプがちがうので、そのときの自分の状況に応じて利用する施設を選びました。出産直後に利用した施設は、マンツーマンで手取り足取り教えてくださるところでとっても勉強になりました。0からすべて教えてくれて。産後3、4カ月で利用した施設は、自分も慣れてきた段階だったので、教えてもらうというよりかはリフレッシュ目的で1泊2日とか。「とにかくまとめて寝たい」という要望を伝える形で利用しました。

――翌日はどんな状態で帰宅できましたか?

弘中 やっぱり睡眠って大事だなあと。シンプルに元気になります。普段聞けないことをたくさん聞けて不安も取り除けるし、また頑張るぞ!と思えました。

――男性育休についてはいかがでしたか? 弘中さんの夫さんも産後すぐ1カ月間取得し、「正直、その産後すぐの1カ月ってそこまで効果的だったのか? と今では思う」とエッセイに書いています。

弘中 まずは夫婦でシミュレーションしたほうがいいですよね。女性の仕事復帰後に夫が休むという取り方も聞き、「そういうほうがよかったかも」と思ったりしますし。私ももっと柔軟に考えればよかったと思うから、たとえば後輩に相談されたら「産後0日目から取ることにこだわらなくていいと思う」と伝えると思います。

配信元: マイナビ子育て

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