編集部まとめ
「医療の民主化」――桜井さんが掲げたこのシンプルな言葉に、フォーラム全体のメッセージが凝縮されています。医療の主役は患者自身であり、制度設計の場にも、研究開発の現場にも、当事者の声が届く仕組みが必要です。
注目すべきは、この理念が着実に現実のものとなりつつあることです。高額療養費制度や難病対策委員会での患者参画、官民協議会への患者団体の参加など、10年前には考えられなかった変化が起きています。医療DXの進展により、ディシジョンエイドのようなツールを通じて、誰もが納得して医療を選択できる環境が整う可能性も見えてきました。
桜井さんは内閣府規制改革推進会議 健康・医療・介護 ワーキング・グループに専門委員として出席し、医療にかかわる規制緩和などについて国に意見を届けるという活動も行っています。
登壇者全員が共有していたのは、「全員がテーブルについて議論する」という姿勢です。患者団体、医療者、行政、製薬企業、そして一般市民、それぞれの立場を超えて協力することで、より良い医療の実現に近づくことができるでしょう。フォーラムで示された道筋が、日本の医療を変える一歩となることを期待します。
(本記事はEFPIA Patient Forum 2025での議論をもとに編集部が構成しました)
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