
鈴木亮平が主演を務める日曜劇場「リブート」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系/TVerにて配信)の第4話が2月15日に放送。他人になって生きる“リブート”という設定が大いに活かされた、視聴者からも「だまされた」の声が上がる展開となった。(以下、ネタバレを含みます)
■黒岩勉氏のオリジナル脚本で極限の家族愛と再生を描くサスペンス
本作の脚本を手掛けたのは、鈴木が主演した「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年)ほか、「グランメゾン東京」(2019年)、「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023年)など日曜劇場枠での数々の話題作をはじめ、多彩な作品を生み出してきた黒岩勉氏。3年の構想を経た完全オリジナルで、極限の家族愛と再生を描く“エクストリームファミリーサスペンス”となる。
今回、鈴木が演じるのは身に覚えのない証拠で妻殺しの犯人として仕立て上げられた善良なパティシエ・早瀬陸と、裏社会組織ともつながっている警視庁捜査一課の悪徳刑事・儀堂歩。早瀬は、儀堂に顔を変えて生きるリブート(再起動)を提案され、真犯人を自らの手で見つけ出し、自身の潔白を証明するために決意した。第1話で顔を変える前の早瀬を松山ケンイチが演じたことが明かされて話題となったが、鈴木が中身は早瀬という難しい役どころを見せていく。
キャストはほかに、裏社会につながる会社の公認会計士を務めながら早瀬が儀堂になりかわる手伝いもした謎めいた幸後一香役を戸田恵梨香、一香が公認会計士をするゴーシックスコーポレーションの代表でありつつ裏社会で暗躍する合六亘役を北村有起哉、行き場のない若者への支援活動を行うNPO法人「しぇるたー」の職員にして合六の裏組織で実行役を務める冬橋航役を永瀬廉(King & Prince)、警視庁警務部の監察官・真北正親役を伊藤英明が演じる。
■早瀬は本物の儀堂が生きていることを確信する
儀堂の妻・麻友(黒木メイサ)に正体を見破られ、それを認めた早瀬。儀堂が亡くなったことを信じない麻友の頼みで、儀堂を埋めた山中へと向かうが、掘り返して出てきたのは合六の部下だった安藤(津田篤宏/ダイアン)の死体だった。
儀堂の遺体を埋めたのは一香で、早瀬は遠くから見ているだけだった。一香がだますはずないという早瀬の勘に対し、「彼女は何か大きなうそをついています」という麻友の勘。早瀬は、一香について調べ始めると同時に、儀堂が警視庁に現れたと知り、儀堂が生きていることを確信する。
さらに、真北が着々と儀堂の悪事を暴こうと迫っていることからも、早瀬は「早く儀堂を見つけないと。一香さんなら知っているはずだ」と気持ちがはやるのだった。
■一香は早瀬を連れて合六の組織の秘密の場所へ
街中で一香を見かけた早瀬は、「いちおう恋人同士の設定なので」と一香についてもう少し知りたいと言う。裏の仕事予定があった一香について行き、NPO法人「しぇるたー」、続いて合六と一香しか知らないという組織の資金源の隠し場所へと向かった。
そこに現在保管されていたのは、香港の組織が日本で荒稼ぎしたという総額100億円はくだらないたくさんの品物。「見てもいいですか」という早瀬の言葉に、一香はトランクの一つを開けて見せる。
すると、「ここまで気付かないってことは、相当似てるってことですよね」と、それまでの会話とちぐはぐな言葉を早瀬が発し、一香は振り向く。そこにいたのは“本物”の儀堂だった。
いつ入れ替わったのか。いや、流れを考えれば、街中で声をかけたときからとしか思えない。NPO法人の事務所での様子を振り返ると違和感が出てくる。甘いものが苦手という“本物”の儀堂がドーナツを食べたのは“演技”で、コーヒーで流し込んでいるようにも見えるし、そのコーヒーは淹れたてで、猫舌の早瀬ならば飲めないはず。ただ、一香はすべて知ったうえでの行動で、見ているこちらがだまされている可能性も捨てきれない。
■早瀬は儀堂ではない証拠を合六に示す
そして本物の儀堂は、偽物の儀堂こと早瀬を呼び出した。だが、早瀬が駆け付けるとそこに儀堂の姿はなく、探していると冬橋に突然殴られる。次いで合六が現れ、“本物”の儀堂が隠し場所にあった100億円相当の品物を持ち出す映像を見せられた。
逃れられないことを悟った早瀬は、自身がリブートしたことを明かす。その証明のため、早瀬は料理がまったくできない儀堂が作れるはずのないケーキを作る。
ケーキを食べた合六はリブートを信じるが、早瀬が一人でしたとは考えられず、すぐに協力者が一香であると思い当たる。冬橋に一香を呼び出すように指示したとき、一香が姿を現した。
一香は、3年前に合六の組織の金である10億円を盗んだ儀堂が早瀬の妻・夏海(山口紗弥加)を殺したこと、儀堂はさらに横領するために夏海の後任となった自分に近づいたこと、妹を殺すと脅されて手を貸さざるをえなかったこと、そして早瀬のリブートも儀堂が計画したことだと明かした。
だが、100億円相当の品の強奪は、一香もだまされたもので、儀堂は夏海殺しだけでなく、すべての罪を早瀬に背負わせて、大金を持って逃げるつもりなのだろうと語った。
それらを聞いた早瀬は、「僕に証明させてください。本物の儀堂を連れてきます」と宣言。合六は翌日の夜12時までのタイムリミットを与えるという展開になった。
考察が盛んな本作。前回放送後には、本物の儀堂は早瀬にリブートしているのではないかという予測もあった。だが、儀堂は儀堂のままだった。
SNSには「本物儀堂だまされた」「本当に一人二役」「もうなにがなんだか」「なにが本当でなにが嘘?」などの声が上がり、「#日曜劇場リブート」がトレンド1位に浮上して衝撃の大きさを物語った。次回予告によれば、鈴木の一人二役を見せる演技の真骨頂のすごみがさらに堪能できるようだ。
麻友が語った「がさつだし、ぶっきらぼうなところはあるけれど、根は本当に優しい人」という儀堂、撃たれる悪夢を見ていたほか、自宅のクローゼットの天井裏に何かを隠している一香。どこに真相があるのか、まだまだ揺さぶられそうだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

