馬蹄腎の治療
馬蹄腎の治療法は、症状の有無によって異なります。
健康面に大きな被害がない場合は、治療せずに経過観察となるケースがほとんどです。
その場合は定期的に尿検査や血液検査などをおこない、腎臓の機能に変化がないか確認します。
ただし、馬蹄腎が慢性腎臓病などの悪化をきたす可能性がある場合には、年齢や腎臓の機能を考慮して外科的治療が選択される場合もあります。
水腎症や尿路感染症、尿路結石症などが合併している場合は、症状に適した治療法が選択されます。
馬蹄腎になりやすい人・予防の方法
馬蹄腎はの原因は不明です。しかし、ターナー症候群や18トリソミー症候群などの染色体異常による奇形症候群、先天性の脊椎湾曲、骨盤や血管の異常、循環器疾患などの先天異常がある場合は、健常者と比べて、馬蹄腎を発症する可能性が高いと言われています。高血圧症や慢性腎臓病などの基礎疾患も、馬蹄腎により病状の悪化をきたす可能性があります。
馬蹄腎を完全に予防するのは難しいですが、発症後は水腎症や尿路感染症、尿路結石症、高血圧症、慢性腎臓病などの予防が重要です。
激しい背部痛や寒気、嘔吐などの普段と異なる体調変化がみられた場合は、可能な限り早めにかかりつけの病院を受診しましょう。
また、減塩や野菜の摂取を意識した食生活、運動などの規則正しい生活習慣への取り組みが、状態の悪化の予防につながります。
関連する病気
水腎症尿路感染症尿路結石症
慢性腎臓病ターナー症候群
18トリソミー症候群
奇形症候群
高血圧症
ウィルムス腫瘍
参考文献
ヒト胎児腎臓の発生形態-光顕と電顕による観察-広島文化女子短期大学紀要31巻
馬蹄腎をもつ小児の臨床的特徴日本小児腎臓病学会雑誌2022年
馬蹄腎に合併した腎細胞癌の1例泌尿紀要38巻6号
尿路感染症(膀胱尿管逆流・水腎症)日本小児腎臓病学会2019年
e-ヘルスネット高血圧
国立循環器病センター慢性腎臓病(CKD)

