3歳のコウくんを連れて息子ショウさんと嫁アミさんが、ヨシコさんの家に引越してきました。アミさんが突然「老人と住んだ方が子どもの情緒が安定するって聞いて~」との理由で、ヨシコさんの家に引越して同居したいと強く言い出したのです。話を聞けば聞くほどコウくんのお世話や家事をする気がなさそうなアミちゃんに不安しかありませんでしたが、半ば強引に半年間のお試し同居が始まりました。ヨシコさんはコウくんのお世話や掃除、料理など基本的には自分たちのことは自分たちで、という家のルールを伝えましたが、ショウさんもアミさんも簡単にルールを破って自分勝手な行動をします。料理が苦手なアミさんよりも、ヨシコさんのご飯が食べたいショウさんは片付けをすることと引き換えにヨシコさんに料理を作ってもらうように交渉します。そこへ帰って来たアミさんも、ナイスアイディアとばかりにショウさんに加勢し、材料を買ってくるので、自分の料理が上手になるまでで良いので作ってくださいと押してくるのでした。お願いされるとイヤとハッキリ言えないヨシコさんは結局みんなの分の料理を作ることになるのでした。
私が我慢すればいいのかしら

お友達とお茶の約束がある日。アミちゃんに「今日は出かけてきますね」と声をかけると、ニッコリ笑って「はーい、行ってらっしゃーい」と見送ってくれました。

お友達に会うと、ついつい最近の出来事を愚痴ってしまいました。「ルール作っても守らない。そりゃ、作ったご飯美味しいって言ってくれるけど。」「後片付けするって言ってるけど、理由をつけてしない。」などなど。

「コウくんのお世話だって、突然予定があるからって出かけてしまうから本当に大変で。先が思いやられるのよ。」ひと通りの不満をじっと黙って聞いてくれた友達は、「あら~。でも、最近は同居なんてしないのに、してくれてるんでしょ?」「作ったごはん、美味しいって言ってくれて?」と少し羨ましそうに言いました。

「幸せじゃないの~。お嫁ちゃんが懐いてくれるの。」と言うので、「確かに嬉しい部分もあるのよ」と、私だって嫌がっているわけではないことを言うと、「お孫ちゃんも可愛いんでしょ?」と聞かれ

「そうなんだけど。でもやっぱり一緒に住むのはストレスっていうか。」と本音をこぼしても「それくらい我慢しなきゃ~。」と口をそろえて言われてしまいました。えぇ・・・私が我慢すればいいのかしら。ルールを守ってもらえなかったり、自分の時間がなくなってストレスを感じたりする私の方がワガママなのかしら?そんな風に言われた気持ちになって、やっぱりモヤモヤしてしまいました。
ついつい甘やかしてしまうヨシコさんにも原因があるように思いますが、ショウさんやアミさんに対する愚痴が出てしまいましたね。でも、よそのおばあちゃん達にとっては、お嫁さんの方から同居を提案され、孫も一緒に住めるのは羨ましいようですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。
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