子どもが生まれて半年ほど経ち、外出にも慣れてきたころの話です。ある日、いつも通り家の近くの公園へ行ったり、スーパーに子どもをベビーカーに乗せていったりしていました。
女性の神対応に感動！
しかし、それまで晴れていたのにいきなり雨雲が現れ、土砂降りの雨が降ってきたのです。天気予報で傘マークもついていなかったため、もちろん雨具の用意はなし。
まずは、ベビーカーに乗る赤ちゃんを何とかしようとするも、近くに屋根のある建物が見つかりません。泣きそうになっていると、見知らぬおばさまが「車の中に避難して！」と声をかけてくれたのです。
知らない人の車に乗ることに抵抗はありましたが、緊急事態であったことからやさしさに甘えさせてもらいました。
「後日お礼がしたい」と言って連絡先を聞こうと思ったら、大したことじゃないからと丁重にお断りされたので、残念に思っていました。しかし、その場でていねいにお礼をして別れた後日、公園で会うことがあり、ときどきお話しするように！ その女性には私と同じくらいの娘さんとお孫さんが遠方にいて、助けてあげたくなったと言っていました。
著者：山中百子／30代女性・会社員。1歳児を育てる母。普段は会社員。趣味はドラマと映画鑑賞。散歩に行くことが好き。
イラスト：まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
